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広島支部法座

 華光大会が終わって、最初の支部法座は広島。

 12月はM先生なので、今年最後の広島法座となる。

 ご法話は、大会で味わった「唯除のこころ」から派生して、『子どもの聖典』にある、内省の世界「私-ご恩-仏様(地獄)」の三角形の図。唯徐されるのは、五逆罪と、謗法罪である。つまりは、大恩あるもののご恩をご恩とも知らずに、謗り、殺していく私の無漸無愧の姿がある。つまりは、ご恩と罪悪とは背中合わせにあるのだ。では、なぜ、仏様(地獄)なかのか、なぜ、仏様がいちばん底にあるのか。そもそも、如来様ご恩とは何なのかを、皆さんと味わった。
 「人身受け難し、今已に受く。仏法聞き難し、今已に聞く…」の三帰依文を取り上げる。いつもご法話で触れさせてもらっているが、ご文そのものを取り上げるのは初めてかもしれない。。いろいろ、いろいろ、ほんとうにいろいろとあるけれど、突き詰めてみると、「人身受け難し、今已に受く。仏法聞き難し、今已に聞く…」のご恩徳と、その親の大恩に背き、謗り通しの私を聞かせてもらうことが、真宗のご聴聞ではないのか。

 下るはずのない頭を垂れて、聞かせてもらうのである。

 

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