御所の秋
大会が終わって、事務作業。
6年に一度の役員改選があったので、重任だが、代表役員の登記のために、書類を揃えて司法書士の事務所に向かう。自転車で、柳ノ馬場通りを京都御所のある丸太町まで北へあがる。
御池通をすぎたところにある御池中学に、親鸞聖人の終焉の地を示す石碑がある。こちらはお東の遺跡である。お西は、山の内の角の御坊にある。以前は、もっとひっそりと奥まって分かりづらかったが、中学校の改築以降、石碑が前面に出ていて分かりやすくなった。終焉の地に話題は、以前にも触れたことがあるので、以下を参照ください。
http://karimon.cocolog-nifty.com/blog/2008/03/post_594e.html
そこから少し北にあがったあたりに、こんな建物があった。京都と言えば、古い神社、寺院、つまり社寺仏閣と決まっているが、古い教会も多いようだ。異国情緒の趣がある建物は、京都ハリステス正教会。正教会というと、ギリシアやロシアを連想するが、日本にも一定の信者おられる。京都のこの教会は、日本でも最古の木造教会だそうだが、やりはこれも大戦の戦火から守られたので、いまも現存しているのである。
お目当ての司法書士の事務所は、すぐそこ。ちょうど京都地裁の横にある。手続きの段階で、なんとも、かっこの悪いポカをしてでかしていることがわかった。なんだー。そうなのかである。まあ、それで、早々に事務所を後にして、京都御所を散策して帰ることにした。
一昨日には、大人気のプータン国王夫妻の訪問もあって、たいへんな警護だったようだが、仙洞御所周辺も、今日はのんびりしたものである。
正確には、市民の公園になっている京都御苑である。有名な蛤御門ではないのだが、この堺町御門も、長州藩が警護し、八、一八の政変で破れて、七卿の都落ちに連なる歴史の舞台にもなった場所だ。
高温だったこともあって、紅葉はもう少し先だ。
どうやら今年は、色づきがいま一つのようだ。
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