« 訃報 | トップページ | 人生の転機 »

11月の伝道研究会

 「真宗の開宗」に入って、本典(教行信証)の組織から輪読。簡潔に述べると、

 『教行信証』が、(能信の機)(所信の法)・因(行信)(証)・(能詮の教)(所詮の義)・能帰(教行信証)所帰(真仏・真土)・是(顕是の巻=教行信証真仏土)(簡非の巻=化身土)を相対させて、結果、何を顕そうとされたのかというと、その焦点は、「顕浄土真実」の一語につきる。それを表題として『顕浄土真実教行証文類』と名付けられたことからも窺い知れる。結局、これは人間としての最も真実な生き方、最終的に帰依すべきもるこそは、「浄土真実」にありとみられた、宗祖の宗教体験の叫びともいってよいもので、これを「浄土真宗」と名付けれられた。

 というところから、浄土真宗の宗名の伝承と、その真意へと展開していった。

 宗学の専門用語も多かったが、少し解説なり、質疑なり加えて進んでいった。難しいなり、飽きもせずに、皆さん、付いてきてくださった。

 次回は、12月7日(水)夜7時30分~10時

 六三法門が終われば、真宗の教相判釈に入る。

|

« 訃報 | トップページ | 人生の転機 »

法座と聞法」カテゴリの記事