750回大遠忌記念「東京講演会」~正信偈の大意~
親鸞聖人の750回大遠忌を迎えるにあたって、華光会でもさまざまな取り組みを予定している。
第一弾は、9月に行なった聞法旅行で、ご流罪の地である越後へのご旧巡拝の旅に出かけた。
第二弾は、この10月に、舞台を東京に移しての「正信偈」の講演会である。
ご承知のとおり、親鸞聖人は、京都から越後にご流罪になった後、赦免後も、すでに法然上人がご往生され、いまだに弾圧の色濃い京都の都に戻られずに、信濃(長野)経由で、新興開拓の地であった関東へと移られ:42歳から20年に渡る布教活動を展開されている。
この時代は、聖人のご教化の本格的な一歩であると同時に、筑波山麓の稲田の草庵において、浄土真宗の根本聖典である『顕浄土真実教行証文類』(いわゆる『教行信証』)を著されたと言われている。後序にある年代記述から、一応の完成は、聖人、52歳のころだと推測されている。と、同時に、これをもって、浄土真宗の立教開宗としている。もっとも、偏に法然上人を師と仰ぐ聖人には、独立されるような意図は持たれてはいなかった。
とはいえ、『教行信証』が著されたことによって、どれほど多くの人達が幸せをされたことであろう。しかしながら、これは聖人の信仰告白の書であると同時に、世界的にも最高の哲学書であり、思想書でもあって、一般には、易々と理解できる内容ではない。
その『教行信証』のもっとも肝要な行巻が終わり信巻へと展開する、その間に置かれたのが、『正信念仏偈』(正信偈)である。漢文で書かれているが、一般にも伝わりやすい歌として、真宗教義を体系的が余すところなく述べられると共に、親鸞のお領解のはらわたが吐露されたもので、古くから真宗念仏者、日常から親しみ、自らの安心の依り辺とされてきたものである。
その正信偈の前半、いわゆる『大経』に依って、弥陀の救済と、釈尊の教化がのべられる、依経段のところを、増井先生の詳細なプリントと解説で、2日間、たっぷりお聞かせいただくことになった。
聖人のご教化(伝道の地)と、正信偈が著された関東での、正信偈の講演会となったのであるが、先生の体調から考えても、貴重なものになりそうである。
すでに定員に達し、〆切が迫っているが、まだ数名の余裕がある。今回は、当日参加(会場の都合で、お断りさせていただくこともあります)ではなく、予めの申込みが必要なので、もし迷っておられる方は、さっそくお申し出ください。
▲日時:10月22日(土)昼1時30分~23日(日)夕方4時30分
▲会場:全林野会館(文京区大塚3丁目)7F
詳細は、以下のHPの案内をご覧ください。
| 固定リンク
« 金沢21世紀美術館 | トップページ | 仏青大会 »
「法座案内」カテゴリの記事
- 真宗カウンセリングと聞法の集い 案内 (2)(2021.09.02)
- 真宗カウンセリングと聞法の集い 案内 (1)(2021.09.01)
- 法話会~至急お申込みを!~(2021.03.29)
- 報恩講 行います(2021.01.14)
- ご注意 華光大会も二部制で!(2020.10.02)