地蔵盆
京都市内は、この週末が、町内ごとに地蔵盆がある。律儀に2日間のところもあれば、日曜日だけのところも多いが、市内のどこに行っても、路地にテントが張られ子供の歓声が聞こえてくる。
5年前にブログを始めたばかりの時に、地蔵盆の記事があった。その時は、町内会長をやっていたのである。
http://karimon.cocolog-nifty.com/blog/2006/08/post_d119.html
三役か子供会の役員にならない限り参加することはないが、今年は、しっかりお世話役が回ってきた。当日の8時から会場設営。ところが、朝から雨だ。しかも、7時30分ごろになると、かなり激しく降っている。町内会にあるお地蔵さんの前の路地にテントをはるのだが、天気予報は、曇時々雨。しかし、いまのように強く降られると、テントではたいへんだ。
役員で協議した結果、お地蔵さんのお飾りやお祭はそのまま、子供たちは華光会館で遊ぶことになった。スイカ割やスーパボールすくいは、屋根のある会館の駐車場で。その他の福引など、3階研修場で、お参りや御供えは、地蔵前という、いわば3ケ所での開催。予定外の上に、高山法座と重なって、父と母と、Tさんも高山で、会館は誰もいない。
ぼくが子供のころは、華光会館を会場にしていた時もあった。移動用の祠があったのだが、いまは、移動ができない。そのころは、まるまる2日間。土曜日の夜は、少々遅くまで外で遊んでもいい日だった。いまは、1日で終わるので、楽といえば楽。その分次々と行事あって、慌ただしいといえば慌ただしい。おやつに、ジュース、おもちゃ釣り、アイ
スクリームに、スイカ割り、吹き戻し作り、スーパボールすくい、福引きと子供たちにとっては、いまもなお夏休み最後のお祭だ。いまの子供たちは、大はしゃぎ。スイカ割りも、空手を、大きな穴があいた。
その合間に、新撰組で有名な壬生寺からお坊さんがこられて、勤行。雨でたいへんかといえば、逆に涼しくて助かっているとのことだった。町内によっては、法話のあるお寺もあるそうだ。大数珠繰りをすることもあるが、この町内は、大人だけがお参りした。とにかく、日頃聴くことのないお経だが、前回尋ねたら、『梵網経』とのことだった。
夕方には終わって、後片付けと、世話役や御供えをくだった方への御礼回り。夜まで時間がなかったので、子供を連れて近くのカフェに食事へ。ところが、7時からライブがあるという。ああ、それは残念だ。その時間から花火があるのだ。雨で微妙だが顔は出さねばならない。仕方なく、ル・ブランという洋食屋さんへ。カウンターの先客はKご夫妻だけ。仲良くディナー中だったので、その横で。その町内でも、今日はお地蔵さんだったそうだ。
戻ったら、すでに花火大会は始まっていた。でも、雨が強くなってきて、これも途中で終了。今年は、涼しくて助かったけれど、雨にふりまわれた地蔵盆となったが、なんとか無事に一仕事は終了した。
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