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『後生の一大事』~蓮如上人の御教化~作業完了!

 増補新版・『後生の一大事』~蓮如上人の御教化~の作業が終わった。

 今日は、改めて表紙の相談と、その後、契約を行なった。

 表紙やオビのことばは、『三帖和讃』同様、すべて出版社におまかせである。

 前回版に、増補する形で一章増えるだけなので、それほど作業は難しくないと思っていたが、かなり文字の統一に手こずった。最終校(念校)だというのに、たぶん-15ヶ所くらいの訂正がまだあった。別に、間違いではないのだが、統一をしたいというだけのことである。たとえば、「ご恩」にするのか「御恩」にするのか、わかりやすく「いわれ」としていも、お経の引文は、「いはれ」となっていたりする。そのほかに、『』と、「」の使い分け、➀と(1)などの番号のグレードの問題など、前回出版では、かなり飛ばしている部分があったのだ。

 それでも、完璧とはいえない。なにぶん、全8章だが、いちばん古いもので昭和51年、新しいものは平成7年と、実に22年の開きがあるからだ。表現も当然、異なってくる。いちばん古いものでは、「もう50歳を越えまして」と話題が出てくるのだが、それから、すでに35年経過しているのだ。

 仏教書店やネットで販売されるのは、5月半ばからになる。ただし、華光会館では、今回の「永代経法要」に販売してもらえるように、頑張って作業した。それで、永代経の前日には、会館に納入される段取りである。

 前回は、ぼくが版下も作った手作りなのだが、今回は、その点でもスッキリしている。引文も第2版で統一してたりしいるので、新しいものだと思って、ご購入のほどをよろしくお願いします。値段も手頃ですよ。

 題 名:『後生の一大事』~蓮如上人の御教化~

 著 者:増井悟朗

 出版社:白馬社

 価格(内税):1,260円
  (先に法蔵館から出版された、法話集第2集・増補『念仏の雄叫び』と、同じ値段にすることができた。

Img_4491  目 次: 
   
はじめに
 (1)吉崎での蓮如上人
 (2)後生の一大事
 (3)決定(けつじょう)のこころ
 (4)蓮如上人の御教化の根源
 (5)五重(ごじゅう)の義と信心往生
 (6)『領解文』について
 (7)無我について)
 (8)仏教の因果論
   
おわりに

 なお、この表紙は、あくまで参考用で、訂正箇所もあります。上品な静かな感じ。題字の揮毫は、悟朗先生。

 発売予定日:5月10日 (アマゾンでも購入できます)

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