青空の下の伝道院
ここ数日、朝晩は冷え込んだが、今日は、すっかりポカポカと春の陽気で、気持ちがいい。2週間ぶりの自力整体のあとで、パークカフェに入ったら、全面の窓から日差しが差し込んで、サンルーム状態で暑くて、木製のブランドを降ろしてもらったほどだ。
そのあと映画館へ。1日に見た『ザ゙・ファイター』(アカデミー賞の助演男優、助演女優賞をW授賞した佳作。みんなうますぎるわ)に続いて寺町にあるMOVIXで1本。今日は、ソフィア・コッポラ監督の『SOMEWHERE』にした。もういい加減、「フランシス・コッポラの娘の」という親の七光は外しても良い若手の実力者だが、今回の映画の内容は、セレブのハリウッドスターの父と、思春期前の娘と関係を描いたものなので、少なからず実生活も投影されている部分もあるのだろう。最近は当たり!思う映画が多いが、好みの上では、これはまあまあの部類かな。でも、かなりの通好みの秀作で、じっくり余韻も味わえる映画。ただ静かすぎてちっーと退屈でもあろうか。ヴェネチアで金獅子賞を授賞。
油小路通を戻ってきたら、大遠忌に併せて長い修復工事で、きれいになった本願寺伝道院が、青空の下に映えている。いつもの見慣れた風景だが、実は、長い間(10年近いかな?)改修工事で隠れていたのだ。外観がお目見えしてかからも、まだ外側の細かな作業が続いていいて、数日前に、やっと工事が終わったところだ。
築地本願寺と同じく、伊東忠太の設計によるレンガ造りの建物。彼には、東山にある祇園閣という奇抜な建築もある。これも、まるでイスラムのモスクか、インド風の赤レンガの佇ま
いで、仏壇・仏具街で異彩を放っている。明治の終わりの建物で、すでに100年以上が経過しているという。回りの柵柱には、石造のさまざま怪獣(?)が、ユーモラスだ。一つ一つ見ていくだけで、楽しそう。
もっとも、この内部は、住職課程(本願寺派布教使も育成)の講習・研修に使われていたので、決して、楽しいところではございませんが…。
http://daionki.hongwanji.or.jp/shumon_06_3.html
さて、 通りを挟んだ向いには、龍谷大学の龍谷ミュージアムもオープン。今日が、一般公開初日。「釈尊と親鸞」展が、1年かけて開かれる。、京都では、大遠忌に併せて、国立博物館では、法然展を、京都美術館では、親鸞展、ほぼ同時に開かれている。こちらは、いずれも4月・5月の短い間なので、まずは早く終わる法然展から観に行くことにしよう。
もしかしたら、法然上人、親鸞聖人の公式フィギュアを購入してしまうかもしれんなー。ちょっとびみょうー。
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