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税務調査

 やってきました。

 10年ぶりの税務調査。

 経理の実務を取り仕切るT嬢は、初めての調査に、かなり前から緊張気味。

 ご承知の通り本会は、公明正大、裏も表もなくやましいことはなにもない。第一、税金を收めるほどの収益がないのが悩みの種で、むしろ儲ける方法をご指南いただきたいほどだ。わざわざ福岡からM先生にも立ち会ってもらうが、こんな貧乏所帯に来ても、時間や税金の無駄じゃないのか。

 ぼくは、これで3度目だけれど、前々回は2人で、前回は、2日間に渡って、いずれも金庫まで開けて、個人の預貯金も、しっかり調べられた。だから正直、気持ちのいいものではないし、気付かない盲点もあるかもしれないので、やはり緊張して迎えた。

  華光会の活動と、収益事業と公益事業の割り振りがメーン。このあたりは、見解の相違もある。例えば、ぼくにとって(華光会にとって)、華光誌の発行は、伝道活動以外の何者でもない。仏書やテープ販売だったそうだ。法座活動も、宿泊行事もそうである。しかし、税制上は違う。わけのわからない呪いや祈祷、魔よけのためのツボを売って、何十万もの大金が入っても、それは宗教活動なので非課税となるというのだ。しかし、悟朗先生の本を8掛の800円で仕入れて、1000円で売って、200円の利益が上がったら、これは収益事業として課税対象となるのだ。宿泊のための宿泊費も、旅館業の扱いとなるかもしれないというのだ。それで、ぼくが華光誌を発行するための作業や、仏書編集の作業を行なうことと仕事は、すべて収益事業なので、それと法座活動の作業との時間との割合なども申告して、給与の割り振りをしなさいというのである。

 それに、華光誌の内容をどこを見ても、伝道活動でしかないと思うので、いくら赤字になろうが、この発行のために華光会の活動が始まっている。だから、収益性には馴染まないのに、法話会などで、無料で配布してテキストにすることにも、ちょっと難色を示された。

 うーん、抜本的に何かおかしくないか。そんな小さなところをいくらつついても、収益部門の赤字はそうは変わらない。まあ、そんなところしかつつくところがないから仕方ないのだが、結局、何千円とか、個人で1~2万円単位の修正で、調査は終わったのだった。

 最後に、見本用に、華光誌を進呈。パラパラとご覧になって、「ああ、Mさん」と声を出された。昔のお子さんの幼稚園の保護者つながりで、同人の寄稿されていた方とお知り合いの方を発見。いや妙な偶然に、和やかな雰囲気にはなった。

 ただし華光誌をご覧になって、後から電話で、支部のことや宿泊行事のことも尋ねられることになった。もちろん、前回にも調査されている内容だ。支部といっても、支店のような金銭的なやりとりや本部が包括的に事務所があるわけでもない。正確には、同人有志の集いなので、この紛らわしい名称は変えたほうがいいかもしれないなー。

 いろいろと書類や領収書も並べておいたが、予想よりかなり短時間ですんだ。確かに、こまかな見解の相違点はあったものの、大きなことはなにもなかったが、やはり慣れないことは、やはり疲れるなー。

 この世の税務調査でもこうなのに、閻魔様の前で、わが身の罪業調べをされる時は、どんな心境になるのだろうなー。いくら言い逃れをしても、都合よく忘れていることまで、すべてありのままに、浄玻璃の鏡に映しだされるのだー。

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