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東本願寺の御遠忌ですが…

Img_4176 自力整体のあと、東本願寺の前を通ったら、親鸞聖人の七五〇回大遠忌が始まっていたので、ちょっとお参りさせてもらうことにした。

 いや正確にいうと、19日から始まる予定Img_4175だったのだが、大震災直後ということで、七五〇回大遠忌の看板が、「被災者支援の集い」という形に変更されていた。50年に一度の大行事を直前に、1週間ほどでの変更は、とてもたいへんなことだっただろう。
 とにかく第1期だけで、それ以降は、たぶん予定どおりになるようImg_4179だ。本来なら、浄土宗の知恩院でも、法然上人の八〇〇回忌大遠忌がスタートするのだが、こちらは秋に延期になった。浄土宗、浄土真宗と、50年度の大法要に、京都の町は、かなり賑わうはずであったが、どことなくみんImg_4180自粛ムードがある。

 それでも、雅楽の舞台も設置され、瓦が吹替えられた御影堂も輝いて、厳粛な雰囲気がする。迫り出しの部分まで、ぎっしりイスが並べられていた。ちょうど法要の座席の入替えの時間だったようで、Img_4182_2出て行く団体のあとで、次の団参の方が並ばされては、効率よく、指定の席へと向かっていく。ほとんどが年輩の方で、誘導も、誘導さる方も、たいへんそうだ。

 うーんもしかすると、今度の七五〇回忌が、こんな形での最後の大法要になるのかもしれないなーImg_4185

 法要のある御影堂は入れそうになかったので、阿弥陀堂でお参り。こちらには、人はほとんどいなかった。ただ何台かの大型テレビが設置され、隣の法要が写しださるシステムになっていた。

 境内地内外に、「買物広場」とか、「ごえんき村」などの土産物Img_4184の販売店が、いろいろと設営されていた。 それにしても「御遠忌お買い物広場」って、なんかギャグみたいだ。

 外にあった仏教標語。

 確かに、「人生思いどおりにならないことばかり」。

 でも、私はどこかで錯覚して、すべて思い通りになるとうぬぼれている。
 だから、思い通りにするために、ずっと苦しんでいく。
 そして、思い通りにならなかったら、すぐにすねたり、怒ったり、他人のせいにして、ただ当たり散らしていく。
 そんな一喜一憂、喜怒哀楽で一生すんでいく私って、一体なにものなんでしょうかね。

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