東本願寺の御遠忌ですが…
自力整体のあと、東本願寺の前を通ったら、親鸞聖人の七五〇回大遠忌が始まっていたので、ちょっとお参りさせてもらうことにした。
いや正確にいうと、19日から始まる予定だったのだが、大震災直後ということで、七五〇回大遠忌の看板が、「被災者支援の集い」という形に変更されていた。50年に一度の大行事を直前に、1週間ほどでの変更は、とてもたいへんなことだっただろう。
とにかく第1期だけで、それ以降は、たぶん予定どおりになるようだ。本来なら、浄土宗の知恩院でも、法然上人の八〇〇回忌大遠忌がスタートするのだが、こちらは秋に延期になった。浄土宗、浄土真宗と、50年度の大法要に、京都の町は、かなり賑わうはずであったが、どことなくみんな
自粛ムードがある。
それでも、雅楽の舞台も設置され、瓦が吹替えられた御影堂も輝いて、厳粛な雰囲気がする。迫り出しの部分まで、ぎっしりイスが並べられていた。ちょうど法要の座席の入替えの時間だったようで、出て行く団体のあとで、次の団参の方が並ばされては、効率よく、指定の席へと向かっていく。ほとんどが年輩の方で、誘導も、誘導さる方も、たいへんそうだ。
うーんもしかすると、今度の七五〇回忌が、こんな形での最後の大法要になるのかもしれないなー
法要のある御影堂は入れそうになかったので、阿弥陀堂でお参り。こちらには、人はほとんどいなかった。ただ何台かの大型テレビが設置され、隣の法要が写しださるシステムになっていた。
境内地内外に、「買物広場」とか、「ごえんき村」などの土産物の販売店が、いろいろと設営されていた。 それにしても「御遠忌お買い物広場」って、なんかギャグみたいだ。
確かに、「人生思いどおりにならないことばかり」。
でも、私はどこかで錯覚して、すべて思い通りになるとうぬぼれている。
だから、思い通りにするために、ずっと苦しんでいく。
そして、思い通りにならなかったら、すぐにすねたり、怒ったり、他人のせいにして、ただ当たり散らしていく。
そんな一喜一憂、喜怒哀楽で一生すんでいく私って、一体なにものなんでしょうかね。
| 固定リンク
「京都」カテゴリの記事
- 寒波(2023.01.24)
- 東寺からみなみ会館へ(2023.01.03)
- 東寺の紅葉(2022.11.22)
- 比叡山へ(4)~黒谷青龍寺~(2022.10.20)
- 比叡山へ(3)~浄土院~(2022.10.19)