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『後生の一大事』~蓮如上人の御教化~再版へ

 報恩講の直前から、増補・再版される法話集の仕事にかかっている。

 平成11年に、蓮如上人の五百回忌に関連して、法話集第3集として、増井悟朗著『後生の一大事』~蓮如上人の御教化~を発行した。これまでの華光誌に発表されたものから、蓮如上人に関する法話・講話を抜き出したもので、K先生と相談しながら選びとって作製した。すべて、ぼくが入力して編集機で版下にし、華光会から発行したものだ。まだ、DTPの調子がよかったころの話で、当時は、華光誌もすべて手作り(印刷だけは出版社)していた。

 今回は、『三帖和讃講讃』(上)(下)を発行したご縁で、白馬社からからの刊行となった。目標は、4月末の永代経法座でのお披露目を目指しているので、校正や印刷の手順を考えると、余裕はそれほどない。

 しかも、そのままの再版ではなく、増補して1章を増やすことになった。それも、よせばいいのに、既存の華光誌の誌上法話ではなくて、未発表の書き下ろしたものを載せることにしたのである。そのために、「聖典講座」で取り上げられた『御文章』の講義の中から、「末代無智章」を選んだ。すでに、お願いしていたテープ起こしは完了したので、これから編集作業に入るが、これは多少の時間がかかるだろう。

 その前に、それまでの1~7章の校正と、文章データの見直し作業をしている。残念ながら、特殊(パソコンではなく、ワープロ)な編集作業だったので使うことはできない。版下はあるが、いまの目からみると、ドットも荒くて、きれいではない。仕方ないので、文章だけを、すべてテキストに直して、出版社に渡す必要があるのだが、ルビや傍点などの指示のコマンドが、すべて文字バケするので確認しながらの作業となっている。18日中には、出版社に渡したいと思っている。

 これからも、随時、報告もしていくが、取りあえず、目次を掲載しておこう。
 法話集にしては、少々難しいとこもあるが、親鸞さまから、覚如上人、蓮如上人と流れてきたみ教えが、いまも華光へとに滔々流れ込んでいることがよく分かるし、聞法だけでなく、伝道・布教の要点も明示されている。

 第1章「吉崎までの蓮如上人」

 第2章「後生の一大事」

 第3章「決定のこころ」

 第4章「蓮如上人の教化の根源」

 第5章「五重の義と信心往生」

 第6章「領解文について」

 第7章「仏教の因果論」

 増補章「末代無智章について」(仮題)は、最後ではなく、途中に挿入されることになる。

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コメント

昨年に引き続いての作業ご苦労様です。
三帖和讃講讃は、先生が常々言われている通り、私もご多分にもれず本棚の風格をあげるに留まっている状態に近いのですが、今度は私の頭でもついていけるかなと過信?しております。
お披露目楽しみにしています。

投稿: 絆 | 2011年1月14日 (金) 18:47

絆さん>ありがとう。さきほど、出版社と打ち合わせをして、来週に組見本をあげてもらうことになりました。作業はこれからですが、楽しみにしておいてください。

投稿: かりもん | 2011年1月14日 (金) 22:06

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