デート
今日は、カンロと二人で出かけた。連れ合いは、ナナとお茶(茶道)へ。
ぼくたちは、朝イチの京都シネマへ。『うまれる』という、日本のドキュメンタリー映画を見る。
子ども時代の虐待を乗り越えて出産しよとしている夫婦と、不治の重篤の病気をもった赤ちゃんを育てている夫婦、そして、不妊治療を残念した夫婦と、出産予定日のお腹の中で赤ちゃんが死んだ4組の夫婦が、子どもを授かり(妊娠)し、出産し、子育てをする姿を通して、いのちとは何かを問う作品だ。いま、この子に見せるには、グッドタイミングだと、昨日思いついた。
これまでは、ムーミンやコナンなどのアニメは一緒に見ているが、大人の映画は初めてだ。顔馴染みのスタッフから、「今日は、お子さんとご一緒なんですね。」と、声をかけられて劇場へ。カップルや、マタニティーの人は多かったが、子連れは、ぼくだけ。でも、子どもや思春期の人も観ればいいと思った。なかなか感動的で、流産や出産、そして子育てのことを、いろいろと思い出した。その意味では、感情移入しやすい。しかし、せっかくの重厚な素材が、少し通俗すぎるというか、CGや主題歌などにしても、安っぽく映ってしまったのは、残念な気がする。その分、子どもにわかりやすくていいとは思ったが…。詳しくはまたの機会で触れう。
京都シネマを出て、烏丸通りあるCOCON烏丸の、ちょうど室町側のギャラリーへ。 連れ合いの大学時代の友人や先生たちが作品展だ。グループ展「土展・2010」。まだカンロが赤ちゃんのころから、何度か見せてもらっている。やはり継続して創作されていることの意義を感じた。いい作品もあった。顔見知りの人がいたので、ちょっと立ち話。
そのあと、仏光寺通にあるマープルという町家カフェでランチ。ちょうど仏光寺の迎えにある町家だ。偶然、見つけたが、ここは静かに寛げるので、最近ちょくちょく利用している。カンロは、静かにまったりするのが好きで、お店でも静かに本を読んでいる。ぼくは、ライ麦パンのくる実入りのサンドを食べた。
お店までの道路脇にあった道にある小学校ので、金魚や魚を見つけて喜んだりしていたら、その途中で、お札が空から降って来る!という僥倖にもめぐまれた。デートは、なかなか楽しかった。
そして、夜には、キセルとベートルズことベーちゃんのライブに、三条木屋町のアバンギルドに行く。といっても、これは連れ合いと二人で。長くなったので、次ぎに続く…。
映画、ギャラリー、ライブと、今日は充実のトリプルヘッダーで、かなりの気分転換。 昨日までの忙しなさが、ウソのようだ。
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