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二胡の響き

Img_3364_2 今年の成道会は、二胡(にこ)のトリオ演奏を楽しんだ。中国民族楽器で構成される楽団のメンバーのひとりが、ゆうこの芸大時代の友人。

 二胡は、2本の弦を間に挟んで、弓(馬の尾)で弾く中国の楽器。テレビや映画ではよくみかけるが、なかなか実物に触れてみる機会は少ない。Img_3379_3

 「胴(琴筒)の部分は、何の革でしょうか?」

Img_3381_2 (子供たち大きな声で)「ワニ!」 (そんなー)

 「おしいです。いい線ですね」(エー、デタラメじゃないの? きっと爬虫類ね)

 (子供)「じゃ、カバ?」(アハハハ、それはないわなー)

 「残念、遠くなったなー。哺乳類じゃないです。
 実は、ニシキヘビの皮で覆われています。
 原型楽器は、いまのインドあたりで生まれて、唐代ごろに、シルクロードを経由して伝来したものです。弓で弦を引くというのでは、西洋に入ったバイオリンの仲間ですね。いまは、ぜんぜん違うものに見えますが」。

 それにしても、なんとも言えない独特の哀愁のある音色だ。

 演奏も、子供が飽きないうように工夫されていて、間には、子供たちが喜びそうな曲(ジブリ映画のメドレーとか、アンジュラアキの手紙など)も挟んで、最後には、なんと恩徳讃! で結んでもらいました。さImg_3384_2すがに、宗門校の先生をされていることはあるー。雅楽での演奏はあるが、中国民族音楽での『恩徳讃』もなかなかいい。皆も、演奏に合わせて唱和しました。

 途中と最後には、調整前の楽器を子供たちも弾かせてもらって、二胡の即興教室。みんなも大喜びで、長蛇の列。

 また今度は、大人の方にも聞いてもらう機会があれば…。

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コメント

二胡の演奏会があったのですね。
聞きたかったです。
京都にもっと近かったらなぁと、いつもないものねだりです。

二胡での恩徳讃…いいですね。

投稿: Anne | 2010年12月14日 (火) 18:19

はい、Anneさん、コメントもお久しぶりです!
演奏、よかったですよ。ぼくもライブで聞くのは初めてだけど、あの郷愁を誘う音色はなんなんでしょうかね。会館が近くということで、「竹田の子守歌」の演奏もありました。また機会があれば、ぜひ…。

投稿: かりもん | 2010年12月15日 (水) 11:40

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