二胡の響き
今年の成道会は、二胡(にこ)のトリオ演奏を楽しんだ。中国民族楽器で構成される楽団のメンバーのひとりが、ゆうこの芸大時代の友人。
二胡は、2本の弦を間に挟んで、弓(馬の尾)で弾く中国の楽器。テレビや映画ではよくみかけるが、なかなか実物に触れてみる機会は少ない。
「胴(琴筒)の部分は、何の革でしょうか?」
「おしいです。いい線ですね」(エー、デタラメじゃないの? きっと爬虫類ね)
(子供)「じゃ、カバ?」(アハハハ、それはないわなー)
「残念、遠くなったなー。哺乳類じゃないです。
実は、ニシキヘビの皮で覆われています。
原型楽器は、いまのインドあたりで生まれて、唐代ごろに、シルクロードを経由して伝来したものです。弓で弦を引くというのでは、西洋に入ったバイオリンの仲間ですね。いまは、ぜんぜん違うものに見えますが」。
それにしても、なんとも言えない独特の哀愁のある音色だ。
演奏も、子供が飽きないうように工夫されていて、間には、子供たちが喜びそうな曲(ジブリ映画のメドレーとか、アンジュラアキの手紙など)も挟んで、最後には、なんと恩徳讃! で結んでもらいました。さすがに、宗門校の先生をされていることはあるー。雅楽での演奏はあるが、中国民族音楽での『恩徳讃』もなかなかいい。皆も、演奏に合わせて唱和しました。
| 固定リンク
「音楽」カテゴリの記事
- 『サマー・オブ・ソウル』~あるいは革命がテレビで放送されなかった時~(2021.10.01)
- 『ソング・オブ・ラホール』(2016.12.15)
- 『ミスター・ダイナマイト』~ファンクの帝王ジェームス・ブラウン(2016.10.21)
- 「わたしの7+7」(2016.08.15)
- 清志郎ばかり聞いていた夏(2015.09.01)
「今日の華光会館」カテゴリの記事
- 支部長研修会~支部長の役割~(2022.06.12)
- 甘茶(2022.04.15)
- お別れ~ありがとうございました(2022.04.01)
- 華光誌発送(2022.03.31)
- 80-2号の編集作業(2022.03.09)
コメント
二胡の演奏会
があったのですね。
聞きたかったです。
京都にもっと近かったらなぁと、いつもないものねだりです。
二胡での恩徳讃…いいですね。
投稿: Anne | 2010年12月14日 (火) 18:19
はい、Anneさん、コメントもお久しぶりです!
演奏、よかったですよ。ぼくもライブで聞くのは初めてだけど、あの郷愁を誘う音色はなんなんでしょうかね。会館が近くということで、「竹田の子守歌」の演奏もありました。また機会があれば、ぜひ…。
投稿: かりもん | 2010年12月15日 (水) 11:40