満中陰法要と華光誌発送
午前中は、同人宅への四十九日法要。
亡くなった叔母さんの法要。お葬式は別の地域で、葬儀屋の紹介での大派方が行なわれたが、ぜひ、華光でのご縁に会いたいとの依頼があり、法要だけでなく、法話も含めて行なうことになった。故人とは、毎年の法事やお盆参りで面識もある。法要には、初めての方もおられたので、礼拝聖典を配り、勤行の説明をして、「心を合わせてお勤めさせてもらいましょう」と一言。ご法話は、合掌や「南無阿弥陀仏」のお念仏の意味について。初めての方は30代から40代の方。これまでの仏縁がないと、手を合わせてくださっても、「南無阿弥陀仏々々」と口にだされることは、まずない。昔は、家のしきたりや習慣としてあったことも、今は伝承されていないことが多い。それで、「お念仏をお願いします」だけでは不自由分で、南無阿弥陀仏の意味や、合掌の心、口で称えることの大切を、まずは理由から入っていかないと、先には進まないようだ。結局、それが単なる理屈ではなく、その心を聞くことがご聴聞になるのであるから…。
ご法話のあと、皆さんと合掌礼拝した。ああ、最初に比べると、皆さんの称名念仏の声がハッキリと聞けえてくる。一般的なことだが、「南無阿弥陀仏」というのも、普通は、呪文や祈祷、もしくは単なる故人の追善供養のためという理解しかなかかったようだ。それが、度か重なるお育てをのかげによって、久遠の親が迷える孤児の子を呼ぶ呼び声であり、そのまま子の私が、親を慕う報謝の称名となる。つまり、そのおいわれをお聞きし、お心に触れて、初めて「南無阿弥陀仏」のお心に私が貫かれていくのであるが、まず「南無阿弥陀仏」の一声が、その第一歩である。
帰宅したら、華光誌新年号の発送作業へ。70巻1号。本体と、年賀交換と、来年度の行事予定表も付録しています。明日は日曜日なので、月曜日か、火曜日にはお手許に…。
内容は、前号の誌上講義「正信偈の大意」の続きで、1行目の「帰命無量寿如来・南無不可思議光」のところ。帰敬と表宗の段で、序章にして、お正信偈全体の要点を表している、肝心要のところ。いわば「南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏」のである。
特集、今年の11月生れの、ママの出産(妊婦)体験記が、3名分ある。そのうちのひとりは、連載で信仰体験記となっている。後は、9月の日高への聞法旅行の感想文が、大挙あり。皆さんの感銘ぶり窺えますぞ。どうぞ、お楽しみに!
それにしても、今日は寒かった。法衣姿で、迎えの車を待つ間、外で待機。強い木枯らしに、雪が舞って、かなり冷えた。明日も、寒い1日。輪読法座には、お気をつけてお出かけください。
| 固定リンク
「今日の華光会館」カテゴリの記事
- 命日に (2023.08.07)
- 支部長研修会~支部長の役割~(2022.06.12)
- 甘茶(2022.04.15)
- お別れ~ありがとうございました(2022.04.01)
- 華光誌発送(2022.03.31)
コメント
昨日無事届きました。
ありがとうございます。
まだ読んでませんが
読むのが楽しみです。
あっという間の1年でしたが
今年も先生はじめ皆様には
大変お世話になりました。
ありがとうございました。
南無阿弥陀仏。
投稿: 西岡 長男 | 2010年12月27日 (月) 12:26
華光誌が届きました。ありがとうございます。
仕事に忙殺され、仏も法もない日々をすごしております。(もっとも、暇でも同じですが・・・
)
年末、年始にやっとまとめて休みをいただけそうなので、修正会に参らせていただきたいな、と思っています。(天候が心配ですが・・・)
今年も大変お世話になりました。
投稿: カワラヨモギ | 2010年12月28日 (火) 08:52
南無阿弥陀仏
帰命不可思議光如来
ネットサーフィン にて ここに たどりつきました
他力の力 感謝です
香樹院講師 が 朝晩
大経 など 拝読しなさいと おっしゃって いますね
朝晩 拝読しています
投稿: ろばくん | 2010年12月29日 (水) 09:02
西岡 長男さん> 届きましたか。感想文には関係者(?)の記事もあったりしますからね。
カワラヨモギさん> こちらこそです。まさに大願業力に引かれての仏縁でした。また来年もお世話になります。 「修正会」、ぜひお参りください。
ろばくんさん>初めまして。ようこそコメントくださいました。ありがとう。
徳龍師の語録は、信前・信後にかかわらず、声にだしたお念仏(称名)も勧めてくださっていますし、ご聴聞の要を、しっかりとお示しくださっていますね。
投稿: かりもん | 2010年12月29日 (水) 23:44