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すばらしかった聞法旅行

  今年の聞法旅行、ほんとうに「聞法」旅行でした。まさに、お念仏旅行。

  日高支部の皆さん、お世話になりました。昨年の福井の反省会で、Nさんが一言が、きっかけで、今回の旅が実現し、支部長さんが、何度も何度も打ち合わせのために京都にきて下さり、整えてくださいました。ほかの支部の皆さんもいろいろとお手伝いくださり、新しい方をお導きくださいました。司会役のユニット、Wタツヤ’Sもよかった。帰途も、教えていただい脇道で、今年は、ほとんど渋滞知らず。ただ、夕食をすませたので、9時30分になりましたが、法座も、交流会も、宴会も、城崎温泉も、とても充実した聞法旅行でした。

 ぼくには、最後の全体会の25分。20数年ぶりに参加された日高同人の師弟の方の言葉が、あまりも尊くて、涙が溢れ出ました。ぼくが、ご法話をしたままを、そのまま体現されている、生きたお念仏の証言者でした。嗚呼、ここにもご両親の形をとって、菩薩様の連続無窮の、無辺の生死海を尽くさんとするお働きがある。それに、「逆」い続けている私がいる。しかし、いくら私が抵抗しようとも、それを超えて、摂取不捨して離されない、南無阿弥陀仏が生きて働いていおられる。彼女が、「なぜ、私が今回、ここに来ることになったのか分からなかたんです。ただ、先生に会わないといけない、なぜか来ていました」と。そして、ただお出でになっただけでない、ほんとうの久遠から呼びかける親に出会われたのです。

 毎年の聞法旅行での聖跡(仏跡)巡拝で、昔の念仏者や妙好人の遺跡を訪ね、立派なお寺や遺品を見せていただくけれど、残念ながら、いまに生きている念仏は、そこにはない。しかし、日高の地には、何も文化財も立派な遺跡もないけれど、いまでに、ほんとうに生きたお念仏が躍動している。しかも、それが、私に働きかけてくださっている。その念力に皆さん打たれまくれました。特に、新しい人が多い東海支部の皆さんのお心に、しっかりとそのお念仏の弾丸が、次々と打ち込まれていったのです。

 とにかく最後の全体会も、あんな予想外の結末があろうとは…。壮絶でした。ああ、このお念仏の大音声の響きこそが、日高の皆さんが、残してくださっているお念仏だった。このお念仏を申させてもらうために、ここに寄せていただいた。前では、悟朗先生のご示談が続くなから、皆さんは、お念仏と、涙の「恩徳讃」を歌って、大急ぎでバスに乗り込み帰宅の途へ。皆さんを見送り、後片付けをしたあとも、先生のご示談は続いていました。先生は、皆さんがお帰りになったのに、まったく気付いておられませんでした。

 法話・分級編、日高支部同人との交流会編、そして、宴会&城崎温泉編と書きたいことはあるけれど、とにかく、速報で、「ありがとうございました。南無阿弥陀仏。この生きたお念仏さまに掴まれてしまいました」と申し上げたいです。

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コメント

なまんだぶ なまんだぶ なまだんぶ なもあみあみだぶ なんまんだぶ もったない ありがとうございます 素晴らしいご法縁に会わせていただきました 円山川には幾川の水がそそぐ、この稜の煩悩濁川もつながる。それが日本海に繋がり一味となる。今回のお宿はその川と海の繋がる地点です。皆さまのお念仏と一味になりした。ことばでは言い尽くせぬよろこびに、感謝尽くせぬお働きに、南無阿弥陀仏 南無阿弥陀仏 また今生でご遠慮あればと思います 独生独死 独去独来 ご指導のほどよろしくお願い致します。合掌

投稿: 稜 | 2010年9月21日 (火) 05:29

かりもん先生お世話になりました。
本当に生きたお念仏に会わせていただいたなと
感激しております。

日高同人宅での分級はきっとこの先忘れられないご法縁だったなあと思います(といいつつすぐ忘れる奴ですが)
これまで決してすすんでお念仏することの無かった(と、僕が思っていた)方が、日高同人のHさんに「あんた、言い訳しているだけや、仏さんの前で念仏させてもらえ」と言われ、スッと出られ、大きなお念仏をされました。もちろん前後のやりとりはあるのですが、強信の地で優しく、厳しく相続されてきたお念仏様がYさんにズドーンっと鉄砲よりきつい奴となり、届いたんだなと感じました。
それは理屈じゃない、ただ、仰せに従う姿でした。
と、同時に自分の逆らう心を見せられた思いでした。

また2日目の深夜に遇ったこと、全体会でのこと、本当にかりもん先生のご法話を目の前で見せられているようでした。南無阿弥陀仏・・・

帰りの車中が単なる味わい発表や、噂話ではないのだと、とても感慨深い思いです。

ここに書ききれないくらいたくさんの思いがあります。お働きを思わずにはおれません。
南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏
今回お世話になった日高支部長さんはじめ、皆さんありがとうございました。

投稿: カワラヨモギ | 2010年9月21日 (火) 09:05

3日間、本当にありがとうございました。
なんまんだぶつなんまんだぶつなんまんだぶつ

ほんとに最後の全体会は壮絶でした。
最後の最後まで絶対に聞かずに帰しはさせんぞ!という、なんまんだぶつのお力をまざまざと見せていただき、お念仏させていただきました。

ありがとうございました。
続編も楽しみにしています(・∀・)

投稿: 西岡 長男 | 2010年9月21日 (火) 09:46

稜さん、ほんとうにお世話になりました。
最後の場面、今回の法座のすべてを象徴しているように思いました。連続無窮として、お念仏が生きているのが、日高(江原)の土徳なんですからね。それが、皆さんのお念仏のなかで、また次の世代へと繋がっていく。そして、そんな法の中におられる稜さんの活躍がなけば、今回の法座の充実もありませんでした。ほんとうにありかとうございました。

カワラヨモギさん、ようこそ、ようこそです。それにしても、1年前の福井からのご縁を思うと、すごいの一言です(阿弥陀様も)。こちらも、涙が出てきそうだなー。

西岡 長男さん、2度目の日高の地でしたね。ほんとうにそうです。有り難かったです。続編は、また後日です。
ところで、城崎温泉で「一か八か」というTシャツの前で、長男さんの写真をとっていましたよ。帰ってみたら、「一八」かと見えてくもなくて、なんかよかったです。「19」番Tシャツから、進化だね。

saishoさん、ほんとうに力をもらいましたよ。こうして、仏法は広まっていく。仏道を歩くってどういうことかのお手本を示してくださいました。最近、ちょっとだけ、他の人の姿のところでの違和感が、「ああ、そうだったんだ」と、すっきり教えていただく旅になりました。

投稿: かりもん | 2010年9月22日 (水) 01:36

早く一言お礼を申し上げたいと思いつつ、PCに向かうと辛くて、日が経って、もう週末になってしまいました。このたびはお世話になりました。ご迷惑もおかけしました。3日間勝手なことを口走っておりました。先生方はじめ同行の皆さんが優しく、温かく、決してあきらめず教えてくださいます。ありがとうございます。南無阿弥陀仏

投稿: キャロル | 2010年9月25日 (土) 10:20

キャロルさん、ここを大切に聞いていてください。
ご法話でも話たけれど、私が取り込んだり、握っていく如来様じゃないですよね。「分からない、分からない」「ハッキリしたい、ハッキリしたい」と、駄々をこねて「逆」っている私こそ、摂取不捨して、けっしてけっして、捨てないという大悲の本願が、先にあるんですね。そのおこころをひとつを聴かせていただくだけです。

投稿: かりもん | 2010年9月26日 (日) 00:55

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