いきなり
8月も残り1週間をきった。子ども時代なら、夏休みの宿題に焦りだすころだ。
でも、8月31日までが夏休みなのは、昔の話。
今日から、子どもたちは、小学校が始まっている。しかも、初日は「始業式」で、1~2時間でお終いというわけにはいかない。2学期制(10月が新学期)なので、初日から普通に授業も始まる。初日すぐ終わり、開始して1週間も、短縮授業と称して昼間まで、そんな言葉の響きも、悠長なゆとりも、昔のことになった。
真っ赤な顔で大汗をかきながら、1年生の子どもが帰宅したのは、3時すぎだ。最初は、全校で掃除の時間があって、ギラギラの太陽の中での草むしり。「長袖、長ズボン、軍手して、しかも靴下履いてなんて、信じられんわー」と、こぼしていた。といっても、行事だけでなく、しっかり「国語、算数…」の6時間授業。当然、初日から給食があるのだ。
ちなみに、今週の月曜日から、自主参加ながら、学校は始まっている。宿題がまだの子も、そこで指導もしてもらえるというのだ。え、宿題って、夏休みの間に、自宅でやるものだったのに、宿題のために、8月20日に、小学校が開いているなんてなー。それに、学校でやって、なんのための宿題なんだろうか。残り数日をきった時の、独特の焦燥感も、そして親子一如になって行なう、あの親子の絆も味わえないのは寂しい。
なんとか二人とも宿題は終わっているのだが、昨夜は、夏休みの終わりを嘆き、朝は朝で、上の子などは、この世の終わりぐらいに半泣きになって、学校にいったそうだ。
もっとも、いまは、教室にもクーラーが完備されている。
昔は、余りの暑さに授業にもならなかったなー。みんな、下敷きで扇いでいたが、それを叱る先生も、とても暑そうだった。そんな時代が、妙に懐かしい。
宿題を見てもらえても、クーラーが完備されていても、このクソ暑い中で、助走もなくて、いきなりエンジン全開を強いられる子どもたちは、確かにかわいそうだなー。
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