白浜への家族旅行(2)~アドベンチャー・ワールド編
お盆を過ぎた平日とはいえ、夏休み。それなりに混雑していたが、ここは広い。人込みはそれほど気にはならなかったが、こたえるのは暑さ。なるべく涼しいところへと足は向きがちだが、子どもたちは、元気で外で遊びたい模様。
とてもよく出来てきた(騙された)アシカのショーや、よく訓練されたイルカのショーを見た。でも、例の『コーブ』を観た後だったので、この手のショーを見るのも、ちょっと複雑な気分もしなくてもなかったが、まあ、だいたいは感心していたなー。
エサをやったり、抱いたりと、動物に触れ合えることが多いが、ゾウにも乗ることもできた。でも、1人2000円! 小さな庭をグルーッと回るだけで、インドの20倍だった。さすがにパスした。
連れ合いが、「動物園の動物は、幸せなんだろうかな」と、ポツリ。本能的な生存欲求のうち、外敵や飢餓の心配はまったくなく、その点では安全な生活は保証されている…。一方で、狭い空間、騒音などは、相当なストレスがあるようだ。人間の目から見れば、檻に囲われて自由がな
いということになるのだが、第一、幸せや自由ということ自体が、人間の物差しにほかならないのだから、この問い自体が意味をもたないな。ならば、野生動物が幸せ
なんていうこともない。畜生は、三悪道の一つで、愚痴(おろかさ)の無漸無愧の世界なのだから…。
むしろ、これらの動物(畜生)と、自分とはどこが、どう違うのか。「違う」と、勝手に自惚れてみても、食って、寝て、休んで、働かされて…、もし真実も求めず、無漸無愧に生きるだけなら、何も違いはないじゃないかなーと。形は変わっても、その実態は、自分の姿そのものでもあるもの。
まあ、そんなことも一瞬は考えながら、ショーをみたり、子どもたちと遊園地で遊び、買い物をし、あとは、食って、飲んで、歩いて疲れるのだった。それでも、夕方
になって、ちょっと涼しくなってから、サファリー・パークへ。
おお、熊を発見。しっかりと撮影。こんな牙や爪に襲われたら、たまったもんじゃないーと、別のことで、野生動物のたくましさに感心した。
大人は疲れたけれど、子どもたちは暑さにもめげずに楽しそうで、帰りに、白浜温泉で汗を流してから、深夜に帰宅。
1泊2日のとても短い夏休みは、こうして終了。
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