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会計事務所様ご一行と東寺へ

 土・日曜日と高山支部法座。東京支部と続くが、今日は途中下車にはならなかった。名古屋に戻ることになるからである。

 法座は夜からなので、昼過ぎに出発すればいい。

 午前中は、いつもお世話になっている福岡のY会計事務所様ご一行をお迎え。職員の旅行を兼ねて、京都にある顧客巡り。若い女性ばかりで、まったく仏教や真宗のことは初めて聞くという人ばかり。第一、今日、ここで勤行や法話があることも、詳しく知らされないまま寄られた。なんでも、朝は伏見稲荷(観光地としては、ここもいい)経由しての会館入りである。

 だから、まずは、外側の目に見える関心から入っていた。僧侶や門徒、同人の当たり前は、世間の方には不思議なことばかり。それで、念珠(真宗の場合は、数珠ではない)や勤行聖典の説明や扱い方をお話する。案外、同人の方でも新鮮なようだ。讃仏偈の勤行をしたが、皆さん、初めての体験だといわれていた。そのあとも、しばらくは外観の違いから入っていく。なぜ、華光会館にはビルなのか。そして道場に内陣がないのか。真宗(もしくは浄土宗)の寺院(本堂)と、(このあと訪れる)東寺などとの違いでも、誰を対象にした教えであるのかが、よく分かる。東寺の講堂などは、そのほとんどが須弥壇であって、あとは修行僧の礼拝(修行)の場だから、一般の民衆の場がそこにはない。一方で、浄土教の本堂は、内陣よりも、同行のための外陣がグーッと広い。それより華光会館は、聞法道場であって、仏壇も奥まっていて、内陣もなく、すべてが同人のための聞法の場となっている。そして、仏様にしても、真宗の阿弥陀様は立っておられるが、東寺の五智如来も菩薩も、座像である。それもまた、教えを体現しているのである。前に一歩踏み出し、前かがみになって迎えにきてくださっているのである。そして、その48本の後背は、私を胸にいま届き、照らしてくださる光りである。さらに真宗は、現世利益や呪術でなく、葬式や法事のためのお経でもない。これもまた、私を照らす鏡であり、ほんとうの生き方を示してくださるの灯火となる光であること。真宗の教えは、ほんとうの私を教えてくださるのであり、それは三世(過去、現在、未来)貫くのだということを、やさしい言葉でお話したら、あっというまの予定の1時間になっていた。

Img_1117 すぐ近くの世界遺産の東寺(教主護国寺)へ向かう。残念なことに、土砂降りだ。

 日本に(現存する)木造の五重塔としては、もっとも高くて55Mもある。だいたい、外から眺めて、東寺を観た気になるが、ここは拝観料を払って入るだけの意味のあるお寺だ(ただし、五重塔の初層は特別拝観のみ)。Img_1116久しぶりに訪れたら、受付でもらったパンフレットの表紙が、青空に東寺から、梵天像に変わっていた。

 空海の宇宙観(密厳浄土)を表現しているという立体曼陀羅(←写真はここから、スキップしていくといろいろみれます)の講堂に入るが、天気が悪い時は、日が入らないので、後ろの仏様方は見づらいのが難点。それでも、荘厳さ、迫力はすごい。五智如来(ただし後補で重文)、五菩薩、五明王(大日如来の忿怒の相)と、それを護る四天王と、梵天、帝釈が取り込んしいる。15躰までが、平安仏教を代表する一級の国宝である。芸術品としては、人間に近い(つまり天や菩薩)ほど、表情豊かで秀作であることは、素人でもわかる。ここの天部は、いつみても魅力的だ。よく見ていると、明王グルーブの中に、足まで6足の方を発見。六面六臂六足で水牛に乗っておられる。よく三面六臂などと、顔や手が複数あるのは珍しくないか、足がたくさんあるのは、なかなか面白かった。さらに、国宝の金堂(こんどう)にある、薬師三尊。大きな仏像だが、薬師如来(←写真はここから)の台座には十二神将が護っておられる。

 雨足が強くなり、庭園や五重の塔の方には回らなかったが、食堂(じきどう)や、国宝の大師堂へもお参り。ここには、秘仏の不動明王や弘法大師像やがおまつりされている。ちなみに、真言宗は即身成仏の教えなので、弘法様は、肉体的な死をもって即身成仏され、今日もなお、高野山で入定(にゅうじょう)されておられるといわれている。しかし、心は、この東寺にあると言い伝えられているそうだ。

 というわけで、昨年まで、どもを東寺保育園に預けていたので、毎日、前を通っていたが、久しぶりに中を拝観させてもらった。強い雨でなかったら、もう少しいろいろと見れたんだけど…。皆さんとは、ここでお別れして、高山への車中の人となった。

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