宵山
拙ブログも、この時期になると、必ず祇園祭の話題である。
それが、鉾立てだったり、曳き初めだったり、または、17日の山鉾巡行(たとえば、この記事)http://karimon.cocolog-nifty.com/blog/2007/07/post_0723.htmlだったりする。
実は、わざわざというより、京都シネマで映画を見たついでのことが多い。四条烏丸にある関係で、映画館のビルが鉾に囲まれているからである。
それで、今年も、14日に『モリエール』、15日に『ローラーガールズ・ダイヤリー』と観たついでに、雰囲気だけは味わった。しかし、残念ながら、両日とも、天気は優れず、昨日は、雷雨と共に土砂降りになったかと思うと、急に、どんよりとして黄色の空気に覆われる、妙な天気だった。
今日は、久しぶりにいい天気で、気温も上がった。子どもを、一度、宵山に連れていこうという話になった。ところが、夕方には、雷雨である。HPの検討や和讃の校正、そして明日の準備もあるので、雨ならやめておこうと言っていたが、微妙なことに、6時前にはあがった。
久しぶりの、(わざわざ)宵山である。地下鉄から、烏丸御池に昇ると、烏丸通はすでに歩行者天国になって、両側に屋台が出ていた。駒形提灯に明かりがともり、いい風情。といいたいところだか、たいへんな人である。前日までが大雨で、例年に比べるとかな
り人出が減少していたらしいから、連休前の金曜日に人出が集中しているのだろう。
例年、四条通りは避けて、いつも、 三条通あたりから、室町通り、新町通りの山や鉾を見ることが多いが、今年も、このあたりから、山や鉾を見て、路地に入って 会所飾りを見ながら、ブラブラと歩いた。
何度もの大火で山が消失したままで、復興がまたれている「鷹山」の会所飾りを見つけたので、初めて見せてもらった。
宵山は、別名、屏風祭とも言われて、町衆たちが飾る、家宝の屏風や骨董を見ていくのも楽しみの一つで、けっこう覗いた。
しかし、子どもたちは、そんなものはどうでもいい。夜店での買い物と、外食が出来るのが楽しみで、お祭りにきいてる。かき氷を食べた り、ヨーヨー釣りをしたりして、楽しんでいた。
弘法さんの縁日の屋台もそうだか、ここも外国人の姿が目立った。浴衣を着ている人もおおかったが、宿のパックになっているのだろう。それより、観光客というより、夜店も国際化が進んでいて、近くでは、トルコアイスクリームを売っていた。あんま
り祭の風情じゃないけどね。
そうそう、関係ないといえば、途中開放されていた、専門学校で、こんな妙なものと記念撮影もして、二人は喜んでいた。ぜんぜん、これは関係ないが、いちばんうけた。
最後は、少しコースを外れて、夕食を食べて、わざわざ四条通の雑踏の中に戻って、帰って来た。これだけの雑踏の中を歩くのも、ちょっと違った経験で、どこか新鮮。地下鉄までが、通勤列車のようで、満員だった。
| 固定リンク
「京都」カテゴリの記事
- 寒波(2023.01.24)
- 東寺からみなみ会館へ(2023.01.03)
- 東寺の紅葉(2022.11.22)
- 比叡山へ(4)~黒谷青龍寺~(2022.10.20)
- 比叡山へ(3)~浄土院~(2022.10.19)
コメント