5月は永代経法座から
午前中、『三帖和讃』(下)正像末和讃の初校を渡した。予定より1週間ほど早くできたが、これから連休が入って来る。最初の仕事は、統一や変更でたいへんだったが、それでも、上巻での流れがあるので、前回に比べると、とてもスムーズに作業が進んだ。手直しや追加が多くあるので、2校までは少し時間がかかりそうだ。5月中旬までは、校正作業は一休み。もう1、2校正あって、7月中には発行が出来そうだ。上巻の売れ行きも順調で、下巻の問い合わせもあるようだ。巻末に、和讃の索引の掲載もしたい。
午後から、子どもの家庭訪問の合間に、2日から始まる永代経法要法座を前に、準備をする。
おみがきや掃除が、今日、明日とある。
事務所でも、事前準備は、着々と進んでいる。
法話や分級座談、運営委員会などの打ち合わせは、だいだい澄んだ。一座だけの出席だが、K先生も久しぶりにご法話がある。2日目の夜に、依頼していた仏青の企画物も考えてもらっている。当初は、二座予定していた、ぼくの法話の担当も、一座だけになった。ぼんやり2座分の予定は考えていたので、逆に少し削らないといけないなー。ちょっぴり、悟朗先生の調子がでないのが、心配だけど…。
その法話は、「願」を聞くということがテーマ。仏願、本願、誓願、(本)願力。要は、私の願い、思い、欲求ではなく、如来様の「願」に、焦点が当たらないかぎり、聞法にはならないし、いつまでも、自力から離れることはできない。人間の目は、表面的に見えているところ(その上に視野が狭い)でしか、物事を判断することができない。その迷いの自分の思いや自分を当てたよりにするこころを捨てるのが、本願を聞くことであり、それが他力だといっていい。
自分の思い、感情、欲望を聞くことばかりに焦点を当てないで、「願い」を聞かせていただく。
では、仏さまの願いとは何なのだろう。
そこを、頭を垂れ、懇ろに聞かせていただくのである。
一座だけでのお参りでもいいので、どうぞお出かけください。
http://homepage3.nifty.com/keko-kai/ivent/2010/details/05/eitaikyo2010-5.htm
| 固定リンク
「今日の華光会館」カテゴリの記事
- 命日に (2023.08.07)
- 支部長研修会~支部長の役割~(2022.06.12)
- 甘茶(2022.04.15)
- お別れ~ありがとうございました(2022.04.01)
- 華光誌発送(2022.03.31)
コメント
仏様の願いを聞く、しかも頭を垂れて
いつまでも踏ん反り返って自分の思いにとらわれている自分。
仏様の願いは私一人と聞かせていただけませんが、このブログは私一人と読ませていただきました。法座の前の特有の気持ちが渦巻いてます、よろしくお願いします。
投稿: relax | 2010年5月 1日 (土) 12:40
relaxさん、明日からよろしく。
「善知識の言葉の下に」と、覚如さんも言われているように、「仏様の願い」ってといっても、やはり目の前の人の口を通してしか教えてもらえないのじゃないかなー。
しかも、その願いは、踏ん反り返って、自分の思いにしかない私をも、撃ち抜いて貫く、大きな願いなんじゃないかなー。「無碍」(何者にもさまたげらないな)光の如来さまに、摂め取られてるんだからね。
投稿: かりもん | 2010年5月 1日 (土) 17:55