広島支部「花祭り」
いつもより少し早く、広島法座へ。定例の支部法座の前、午前中に、広島子供花祭りがあるのだ。
直前になって、子どもの参加者が支部長のTねこさんの子どもさんしか申込みがないので、大人の法座にしたいと連絡があった。でも、それではせっかくの企画が勿体ない。子どもがゼロでないのだから、支部の皆さんに、さらに声をかけてもらったら、大人だけで20名ほど参加があった。それで、ゲームや分級座談を短縮して、計画どおり「花祭り」として開催することにした。
会場につくと、きれいに飾りつけされている。花御堂は、京都の法座に車で参加された同人の方に運んでもらった。今週の法座に合わせて、また華光会館に持ってきてもらう手はずだ。Nさん、お世話さま。ありがとう。
広島では、日頃しない「子どもの聖典」での勤行。仏教讃歌を歌うだけで、気分が変わる。ご法話も、子どもに話す口調で、2500年前に生まられたお釈迦さまのお誕生を、なぜ、お祝いするのか。なぜ、その誕生日が「おめでとう」なのか。甘露の雨や、七歩歩まれた意義、六道の世界に、迷いを一歩でることをなど含めて、お釈迦様の出世の意義を、なるべく平易な言葉でお話した。あとでの感想を聞くと、「子ども向きといわれたけれど、私に向けたお話だった」と、わかりやすいと好評。うーん、日ごろのご法話も、ちょっと考えないといけないかー。
灌仏や散華もしてもらい、お土産に、ゆうこの花祭りのポストカード入れの、アメを配ったら、これも好評。さらに、ふたつほどゲームをしたら、これが、いちばん受けた。みんな爆笑。十八番の、「もしもしカメよ」と、「カメとカメラ」。みんな単純な動作が、うまくできないもんだがら、休み時間には、熱心に復唱している。おやおや、ご法話や法座を、これだけ熱心に復習されているシーンはみたことはないから、自主的にやっておられる姿がおかしくて、またみんなで、声を出して笑った。
去年までは、連れ合いが招かれた自主的な集いだったが、今年を契機に、ますます進化していくことを願っている。いろいろな意味で、気分も転換した、いい花祭りでした。
昼食は、おこわのおいしいお弁当。おかずは3種類あったが、ぼくは、なぜか(たぶん、年配の方に)人気薄のから揚げになった。
ちなみに、これで520円は、かなりのお値打ち。おこわが2種類入っていて、おいしかったです。
午後からは、大人の法座。「三帖和讃講讃」の本の説明から、「現世利益和讃」を声に出していただいた。ここには、HPをたよりにして、わざわざ、四国の松山から参加くださった方もあった。なんでも、悟朗先生の出演したNHK教育TVの「こころの時代」をご覧になって、(14、5年前だなー)、ずっとこころにかけてくださっていたという。やっとご縁がつながったー。なんとも有難く、不思議な縁を思った。
余談編もいろいろあるけれども、今夜はこのあたりで。
やっぱり、疲れてます。
ところで、写真の誕生仏は、華光会館創立時の旧仏像で、広島に預かってもらっていたもの。微妙に、指がありえない方向に曲がっておられる姿が、ご愛嬌でして…。
この写真は、後ろ姿であります。
| 固定リンク
「法座と聞法」カテゴリの記事
- 広島での法事(2023.01.22)
- 大阪での葬儀(2023.01.21)
- 葬儀から報恩講(2023.01.14)
- 名古屋での葬儀(2023.01.13)
- 今月から『死を凝視して』(2023.01.08)
コメント
先生、ありがとうございました!
だ~!もう、おしまいだ~!とやけになってました。
娘達だけ
「もう、花祭りは、終わりです」とお電話すると、
「二人でも行くから」って言っていただだいたのと、
「せっかくNさんが花御堂を運んでくださったのに~」という申し訳なさで、お願いできました。
支部の皆さんが「いいよ~」ってお参りくださって、
さらに、四国からもお電話がかかってきて、
たくさんのお参りの中で、お祝いさせていただきました。
ゲーム、大うけです!「亀とカメラ」では、
祖母と母がやってて、祖母がなにげなく勝ってしまう姿が、たまらなくキュートでした!!
座談では、「ずれてる!」のが、よくわかりました。
いかに、我勝手に聞いているか、、、、。
ほんま、口に出してみないとわかりませんね。
「もっと、もっと、甘えていいんだよ~。
花祭りを開く力も、聞く力もないんだから、、、」
って言われているように感じています。
投稿: Tねこ | 2010年4月 5日 (月) 07:19
Tねこさん、引き続きご苦労さまです。
おかけで、いつもとは違ったご縁をいただきました。参加の皆さんも、花祭りの雰囲気を喜んでくださっていたように思います。もし来年あるのなら、開催の時間なので工夫してもいいですよね。また相談しましょう。
投稿: かりもん | 2010年4月 5日 (月) 18:19