平日、友引、お通夜前
連れ合いが口述諮問だったので、子どもを保育園に送ってから、約束していた来客を向かえた。連れ合いの学友のご縁で、興正派の鹿児島教区寺院研修会への出講させてもらうことになり、その要請と打ち合わせだ。真宗カウンセリングの講演と研修だが、興正派とのご縁は、やはりうれしい。伊藤康善先生のことや華光のことも話す機会をもてそうなので、それも楽しみだし、鹿児島の同人方にも、参加してもらえるようなので、こちらもうれしいことだ。
日程の相談をする。平日で、しかも友引でとのこと。ヘエー、どうして? 週末は、年忌や法事があって、平日というのはわかる。ぼくも週末は法座で完全に詰まっているので、平日は好都合だ。でも、友引などとは思ってもみなかった。友を引いて、たくさん真宗カウンセリングに関心をもってもらえるにこしたことはないがな。もちろん、そんな迷信の理由ではない。真宗は、日の善し悪しを言わないのだ。実は、火葬場が友引を休業日としているので、葬儀が出来ないからだ。いくら浄土真宗で日を選ばないと気張ってみても、火葬場が休みではいかんもしがたい。そして、開始時間は、午後いちだが、交通の都合で、多少の融通が利くといわれだが、「終了時刻は、4時30分で厳守してください」とのこと。そのあとで、懇親会があるからだと思っていたら、そうではない。もしお通夜が入っても、その時間なら間に合うというのである。なーるほどね。葬儀や法事中心の実態がここにもあるわけだ。
それでも、まだ浄土真宗の寺院は徹底している。たぶん、友引も火葬場が空いているのなら、葬儀をするだろう。因果の道理に外れた、占いやまじない、祈祷、日や時の善し悪しなどをまったく問題にしないからだ。しかし、それ以外の仏教では違うのである。先日も、京都仏教会の会報が送られてきたが、なんと、「京都仏教会」の名前入れの「開運歴」が付録である。方位や方角、それに九曜、六曜などの日時の吉凶、今年の運勢について書かれている。これもまた、今日の仏教の現実なのかと思うと、かなり悲しくなる。真宗以外の寺院がそうである以上、火葬場も休みになるわなー。
それはともかく、今回の研修会でまた少しで拡がりがあればと願っている。地方の寺院での地域コミニケーションとしての役割やメリットも窺ったが、同時に、過疎化、高齢化という難題も抱えている。なんらかの形で、真宗カウンセリングの理念が、これからの伝道や布教、ご門徒とのかかわりへ何がしかの影響を与えることになればいいのだけどね。
さてさて、今週は、祝日を挟むので、ぼくは、広島支部と、東京支部と法座が続く。華光会館でも、日曜礼拝(11日・祝)と、聖典講座(14日・日)があるが、13日には、京都支部の聞き方学習会もある。なかなか行事も目白押しだ。
1)2月11日(祝・木)昼1時~5時 広島支部法座
http://homepage3.nifty.com/keko-kai/ivent/2010/details/02/hirosima2010-2.htm
2)2月11日(祝・木)昼1時30分~5時 日曜礼拝(華光会館)
http://homepage3.nifty.com/keko-kai/ivent/2010/details/02/nitirai2010-2.htm
3)2月13日(土)昼1時~14日(日)夕方4時30分 東京支部法座
http://homepage3.nifty.com/keko-kai/ivent/2010/details/02/tokyo2010-2.htm
4)2月14日(日)昼1時30分~5時 聖典講座(華光会館)悟朗先生
http://homepage3.nifty.com/keko-kai/ivent/2010/details/02/seiten2010-2.htm
5)2月13日(土)昼1時30分~5時 京都支部学習会(華光会館)
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