媒酌人
大急ぎで印刷所から戻り、午後いちばんで、今月末の結婚式の打ち合わせ。媒酌人の大役を引き受けることになったので、おふたりのことを尋ねた。これまで、主賓や司婚者のお役はあるが、媒酌人は初めてで、正直、こんな大役が回ってくるとは驚いてた。というのは、ここ数年、出席する結婚式は、仲人や媒酌人がいないスタイルだからだ。どうやら、形式的なスタイルより、純粋に結婚するふたりを祝福する形が、今日の主流になっているのかもしれない。
その意味でも、かなり自由闊達な精神をもったこのお二人から、大役を仰せつかるとは、まったく想像もしていなかった。お二人とは、大学卒業後からのご縁で、長い人生においては、ほんの短い一部にしか関わっていない。そこで、知らない過去のエピソードを新鮮に聞かせてもらい、ぼくからも、幼少期のことや学生時代の趣味、お二人の人となり、そして出会いのエピソードを、具体的に根掘り葉掘り尋ねた。なんとなく今日の二人のベースが浮かび上がるようで面白かったし、みんなで大笑いもした。残念ながら、公式な堅苦しい場では、その楽しいエピソードをすべて使うわけにもいかないだろうが、それだけでも、お二人の人柄がよくわかる。そして、おつきあいの年数は少なくても、新郎新婦のお二人とは、その後、密度の濃い時間を過ごさせてもらっていると実感している。映画、音楽、書物、芸術と、かなり近い感性を共有しているかもしれない。もちろん、信仰のことでのつながが大きい。それで、お二人の人となり、そして華光同人の念仏者同志が、今後どのような活動、どのような家庭をめざされるかも、以心伝心でよくわかることが、なんとも尊い。
式まで、2週間を切って、いろいろと準備はたいへんだろうが、体調にも留意して本番を迎えてもらいたなー
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