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 広島「甘露の会」のご案内。

 http://www.saikyoji.net/09kannro_nonaka_ri.pdf

 今度、野中広務氏と信楽先生の対談がありますよとの話をきいた。ぜひ聞きに行きたいなと思っていたけれど、やはり日程で残念するしかないようだ。

 少し前に、野中広務・辛淑玉著の対談集『差別と日本人』を興味深く読んだ。家族を持つ生身の人間としての複雑な面白さが出ていたし、出生によることも大きいだろうが弱者に対する視線の温かさや戦争経験者としての平和に対する姿勢も共鳴できる部分も多かった。一方で、修羅場をくぐり、自民党という権力中枢にあって、調整型利権政治の手法やその強権ぶりは、まさに「ダーティーなハト」そのものだ。そのギャップが時に自己内矛盾や齟齬を起しながらも、二世、三世のスマートな、清潔そうな政治家がばかりが目立つ今となっては、貴重な強面の叩き上げの政治家だったといえる。まあ、右からも左からも、信頼されたり、批判されたする複雑な面があって、ある種、そのあたりが魅力なんでしょうね。

 先の選挙前にも、京都時代から敵対していた、しんぶん「赤旗」へも寄稿。一般紙でも話題になっていたが、自らの体験による戦争や差別の記述は、感動的でもある。と同時に、そこにも護憲面と、ハッキリした九条(第二項)改憲論について、自ら語っているわけですね。

 さて、講演とシンポジウムですか。噛み合うようで、かなり噛み合わない部分もあるでしょうが、そのあたりも面白そうだったのになー。

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