佐野町場を散策
日曜、月曜と、大阪・泉佐野の本派寺院での報恩講法座。大阪人じゃないと、泉佐野と言われてもわからないでしょう、関西空港の入り口で、大阪市内の中心よりも和歌山が近い地域だ。毎年、1日法座だったが、今年は、初めて報恩講へ出講した。
この地域のことは昨年少し触れているようだが、http://karimon.cocolog-nifty.com/blog/2008/05/post_d57b.html-高速道路が空いていて早く到着したので、少しお寺の周りを散歩した。布教先では、つとめてその周りを散策することにしている。天気がよくて、少し歩くと汗ばむ陽気だ。
このあたりは、佐野町場という歴史的建造物や町並みが残る地域で、注目されているようだ。
迷路のような細い路地と、古い町家が、風情ある町並みをかもし出していた。真宗寺院を中心にお寺も狭い地域に密集している。西法寺のすぐ裏も本派の寺院、すぐ隣にも真宗寺院があった。古い町家に囲まれ、裏手にお寺があることも今年初め
て知った。それでいて、少し行くとすく海があり、いまも交通の要所として高速道路のJCTがあり、関空があり、りんくうタ
ウンも目の前にある。新旧入り混ざった風景である。
お寺の裏手に懐かしい郵便ポストも見つけたが、なかなか町並みに溶け込んでいた。
「佐野町場」を紹介するネットも開設されているようなので、いまは、やめておこう。帰路、ホテルに「散策マップ」が置いてあったのを見つけた。自力でかなり回っていたようが、次は、もう少し足を延ばしてみることにしよう。
法座は3座で、華光同人の方も、数名お参りくださっていた。特に統一したテーマがあったわけではないが、善太郎同行の「善太郎が地獄で泣いていがるを、ひと目この阿弥陀如来がは、ご覧あらせられたのが、不憫の始まり、この善太郎が地獄で泣いていがるを、この阿弥陀如来は、この善太郎を…」のこころにあるように、なぜ、如来様が立ちあがらずにおられなかったのか、誰のためなのか、そして、その阿弥陀様の広大な大悲のおこころ、全徳施名のおこころついての触れさせてもらった。
反応は悪くなかったし、ずっと前列に座られた方は、ほんとうに頷き、お念仏しながご聴聞される篤信者も何名かおれらる。ただ高齢の方が多くて、年々、お参りのひとが少なくなっているようだ。若い人が育っておられる雰囲気がないのと、やはり座談会が出来ない。なんでも、昨年は、父が華光同人の助けを借りて、すこし強引に行なったら、個々人の自己紹介まで、すべて坊守さまが仕切ってしまわれとか。今年も、ちょっと座談会が持てる雰囲気はなかった。ここはなんとか、聞きっぱなしに終わりたくないところですが、このあたりはお寺側のご協力が必要なところ。寺院布教のいちばんのネック。
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