琵琶湖
先日の日曜日、久しぶりに子供連れて、琵琶湖の近江舞子に泳ぎに行った。
お盆の最終日。車の混雑を避けて、湖西線での移動。
このところ海ばかりで、琵琶湖では泳いでいない。でも、もし琵琶湖で泳ぐとしても、足を延ばして、湖北のマキノのサニービーチに行く。それというのも、ぼくが子供のころは、京都人の水泳場の定番といえば、琵琶湖の近江舞子だったからだ。いまのように交通が整備されていない時には、近くで便利だったのだろう。でも、ぼくは小学生の時以来行っていない。それは、混雑している、水もきたないんじゃなかいというイメージが先攻して、ずっと避けてきたからだ。といって、マキノまで車で行くと、帰りは渋滞に巻き込まれてけっこう疲れる。それで、最初ちょっと渋ったが、快速なら、京
都から29分と近いので、電車で行くことに決まった。荷物を軽くして、遅めの列車に乗る。車内は若者で混んでいたが、まあしばらく辛抱したら、駅からは3分ほどで浜につく。空いている北の浜にした。
えー、こんなさびれていたっけというほど、設備がない。1軒だけ民宿のガレージを使った、とてもしけたお店があるだけで、公共のシャワーも、脱衣も、トイレもなにもない。水泳客も、テントももたずに、シートだけの軽装で来ている人が多い。逆にいうと、交通費以外に、お金を使わなくてもいいわけだ。中の浜には駐車場もあって、そのあたりには、設備もあるそうだが、かなり離れている。全長4㎞も浜が続くのだから、ちょっと無理。簡易テントをセットして、またまた手作り弁当を食べた。今日は、手作りハンバーグ。ナナがタマネギを切ったそうだ。
浜の端だったので、白砂の浜から、ちょっと小石になっている。でも、そのほうが砂にまとわりつかれずにいい。お盆最後の日曜日なのに、案外空いていた。そして、水は、おもわぬほどきれいで、魚もたくさん泳いでいる。けっこう大きい(20㎝くらい)ものも、まとまって泳いでいる。子供でも、それがよく見えるので、びっくりしていた。普通の網ですくって捕まえている人もいるほどだ。
以前、仏の子供大会で、琵琶湖で泳ぐといったら、東京からの参加者が、不思議な感じがするといっていた。静かな海のように小さな波もあるのに、まったく真水なので、ベタベタせずにさっぱりしている。しかも、生活用水、飲み水として、京都、大阪などでは、多大な恩恵を受けている。ちなみに、琵琶湖って、滋賀県内からはほとんどが流れ込む川ばかりで、大小何百もあるのに、出口になる川は1本しかないと、聞いたことがある。それが瀬田川で、琵琶湖疎水を経て、京都の生活用水になっている。
当然、流れこむ川が汚染されると、琵琶湖もきたなくなる。その ために、滋賀県では、いろいろと川を護るたその規制や、生活上で努力がなされている。そのおかげで、下流域では、生活用水に困ることはないのである。ところが、(たぶん、京都や大阪からの)水泳客は、自分たちが楽しむだけで、平気で、浜にタバコの吸殻や空き缶などなどのゴミを捨てて帰っていく。そして、「京都の水道水は不味いな」と、文句ばかり言っているのであるから、ほんとうにおかげを知らないというのは、こんなことだろうなと少し思わされた。当たり前のことって、ほんいうはなにもないのにね。
(ちなみに、3枚の湖(うみ)の写真とも、ちーいさく、少し泳げるようになった子供が写ってるよ。)
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