輪読法座が終わって…
日曜日は、輪読法座。
法座が終わったあとで、一階で作業中の、仏青大会の案内状の確認して、選挙へ。
うーん、自民党に入れたくないけれど、民主党も(事前予想の)大勝するほどの魅力を感じられず、むしろ、郵政の時といい、今回といい、マスコミにも煽られ、一斉に右に習えになる体質が怖い感じがするし、泡沫の政党は宗教色一色だし…。「絶対幸福党」なら、洒落で入れてもいいけれどなどと、バカなことを考えながら、たまたまこの選挙区はもうひとつだけ選択肢がある。どうせ、反映されることはないだろうが…。もう一票の比例は、もっと迷う。初めて「白票」で出そうかとも考えたけれど、こちらは、少数意見が少しでも反映されるように、九条改憲派が2/3以上を占める事態を憂いて、護憲の勢力になる思われるところに一票。
あと、いつも迷わないのが、最高裁判所裁判官の国民審査。暇人と思われるが、配布される選挙管理委員会の「公報」をしっかり目を通す。経歴や関与した主な判例、心構えなどがでる中で、たまに座右の銘や趣味を書いている人もあって、そんな時は少し面白い。ここはずっと毎回、同じスタンスで望んでいる。
別に支持政党はないが、一応、権力に対しては警戒しようという姿勢の投票行動が多いかなー。虚弱体質気味の反骨ということで…。
その足で、以前からの約束がのびのびになって、進路のお祝い(?)をかねて、某同人と飲むために、駅前の大型ブックセンターで待ち合わせ。投票が早くすんで、20分ほど時間があったので、新書などを購入して待つ。
岩波文庫から出た『高僧伝(1)』の現代語訳。
立場は違うけれど、河合隼雄著『カウンセリングの実際』。
『がんばれ仏教』で評価されていた神宮寺の『寺よ、変われ』と、
福岡伸一著の『世界は分けてもわからない』。
そして、野中広務と辛淑珠の対談で『差別と日本人』の5冊を買ったが、手元にも、4~5冊、ハードカバーが積まれているので、しばらくは楽しみが続く。
あとは、二人で、「ああじゃ、こうじゃ」と、楽しく酒を飲む。「先生は、華光をどうして行きたいですか」なんて聞かれたりもしていたなー。まあ、酔っぱらっていたが…。いろいろあったけれど、真宗は、他の人の信心がどうこうではなくて、やっぱり自分の信心がどうかという話という感じになった気がするけどね。人のことは、「ほっときなはれ」(by伊藤康善先生)である。
帰宅したら、選挙の開票速報中。もう大勢は決まっていたが、こんな時は、テレビのはしごで遅くなりがち。宗教団体の組織票に守られた与党政党の幹部が、「信心が足りなくて」次々落選したのが、正直、なんとなく気分いいのは何でだろうねー。まだまだぼくも心が狭いー。でもなんかね…。ダラダラ視聴が続くので、適当にテレビを止めた。でも、今度は、買った本をバラバラ読みだした。酔った頭には、『差別と日本人』が、すこぶる面白くて、結局、最後まで読んでしまって、すっかり遅くなった。選挙の流れにも絡んでいるし…。
おかげで、今日一日寝不足気味ダナー。
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コメント
昨夜は、ご馳走様でした。
遅くまで、すんませんです。
いろいろと話ができて、よかったですわ。
>>人のことは、「ほっときなはれ」
南無阿弥陀仏
投稿: 大阪凡夫 | 2009年9月 1日 (火) 00:37
ようこそ。ほんまそうやね。信心の沙汰と称して悪口なんかになったら、目も当てられんしね。
投稿: かりもん | 2009年9月 1日 (火) 00:40