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おさなごのつどい

 問題です。
 下記の○○さまは、どなたのお名前がはいりますか?

 「○○さまが、その一生をかけて説きあかされたました、仏さまの道は、日本国中はいうまでもなく、外国にまでひろがり、かぞえきれないほどたくさんな人たちの心に灯(ともしび)として消えることのない光りとなっています。

 さいわいにもわたしたちは、そのご縁に逢い慈しみにつつまれる身にさせていただいたということは、考えてみればみるほど、たぐいなき喜びだといわねばなりません。夢おろそかに思ってはならない尊いおめぐみです。いや、わたしひとりをお救いくださるために○○さまはこの世にお生まれくださり、永いご苦労をされたのであります。そう受けとらせていただいたとき、深いご恩が身にしみて感じとれます。

 今日は、その○○さまがお生れになったよき日です。

 「讃えまつれ今日のよき日、祝いまつれ今日のよき日を」

 わたしたちは、仏さまの前で両手を合わせ、心から○○さまのご誕生をお祝いし、お徳をたたえ、深いご恩をよろこばせていただきしましょう。」

 七が、突然、「浅き夢見じ 酔ひもせず」口ずさんだ。びっくりして聞いたら、「いろはうた」(曲つき)を園で練習しているらいし。

  6月15日、保育園から、東寺の弘法大師の降誕会(ご誕生会)で、「おさなごの集い」にお参りしてきてもらってきた、東寺のパンフレットから、転記した。昨年から、保育園が、園名どおりに東寺の傘下に入って、その行事にも参加するようになったのだ。

「いろはにほへと ちりぬるを
 わかよたれそ  つねならむ
 うゐのおくやま けふこえて
 あさきゆめみし ゑひもせすん」

「色は匂へど 散りぬるを (諸行無常)  
 我が世誰そ 常ならむ    (是正滅法)
 有為の奥山 今日越えて (生滅滅己)
 浅き夢見じ 酔ひもせず」 (寂滅為楽)

 そうやね、明日でも、明後日でもない。「今日」、つまりは「今」、有為の迷いの根切れをさせてもらって、二度と迷わない身にさせてもらうんですよね。

 もういうまでもないですが、○○さまの正解は、空海さま。

 前半部分の業績をカットしているですが、これだけなら、親鸞さまでも、法然さまで不思議じゃない内容。
 祖師讃仰のひな型でもあるのかなー。

 でも、聖道自力の道で不思議に思うのは、出家発心した修行僧はともかく、一般の在俗の信者の救済を、普通はどのように説いておられるのでしょうかね。

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