北陸支部法座~旅情編~
設立されて、ちょうど1年目の北陸新潟支部に初めて窺う。
ブタフル発症から初めての電車なので、近鉄電車から初マスク。見渡すと、1/4~1/5程度の着用率という感じか。さすがに、京都駅ではもう少し多かった気がする。
出張法座は、福岡、広島、名古屋(高山)、東京と新幹線を利用することがほとんど。京都、大阪、兵庫圏内は乗用車だ。湖西線の車窓からの風景も久しぶりで、どこかもの珍しい。田園風景が広がっている。琵琶湖との相性も美しい。
すこし教案の整理もしたが、大方は、『悩みを聴く技術』~ ディープ・リスニング入門~を読んで過ごす。ぼくは、アクティブ・リスニング(積極的な傾聴法)を学んだことはあるが、「ディープ・リスニング」は初めて耳にする言葉だ。ゆったりした態度、事柄から始まり感情にフォーカスする姿勢、そして、第一に話し手が主人公で、聞き手が主導権を奪わず、どこまで相手を尊重する姿勢に、非常に親近感を覚えて、興味をもった。もう少し内容を深く尋ねてみたい。
2時間25分ほどで、金沢着。
駅に降り立つと、駅員や売り子以外、マスク姿の人は歩いていない。まったくといっていほどだ。拍子抜け。関西では小さな薬店でも、「マスク品切れ」と大きく表示されている。なんと、高齢者を狙った「50枚で6万円のところを、特別に45,000円でおわけします」という詐欺商法まで登場した。ところが、ここでは地元新聞での新型インフルエンザの記事の扱いが極端に小さい。京都新聞などは、連日、「予防の注意」だけでかなりの量を割いている。関心が薄いのなら、ここでマスクを仕入れてぼろ儲けをと企んだか、「無理、無理。こちらでも品切れです」と、皆さんに笑われてあっさり一蹴された。うまい儲け話などない。
石川のKさんがお出迎で、初めて会うK君とご一緒して、犀川荘へ。清澤門下の「加賀の三羽烏」ではないが、金沢の町には大谷派のお寺が多い。地元のKさんから、城
下町のつくりや石川県人気質の説明をいただく。途中、鈴木大拙師の記念館の案内表示を発見。そういえば、金沢の出身だった。
犀川にかかる橋を渡り、川の流れを登りながら、20分足らず、会場の犀川荘に到着した。川と山、どことなく京都に似た風景だ。宿の前は、河川敷に緑が広がり、野鳥も飛んでくる、落ちいた雰囲気。川のせせらぎも心地よい。しかも、「びっくりのお値段」なのだそうだ。
会場で、皆さんにごあいさつ。2~3名を除くと、ほとんどが2、3年以内にご縁ができた方々だ。むしろ、1年以内の方がいちばん多いかもしれないし、初めてお会いする方もずいぶんあった。
初めての場所、しかも初めてのお会いする人達のご法座が始まった。(内容編につづく、たぶん)
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