お引っ越し
3月一杯で、七の保育園が仮校舎に引っ越した。ちょうど1ケ月になる。
東寺の境内地にあって、なかなか 味のある木造の建物だが、安全性の老朽化には勝てない。来年 の3月まで、まる1年かけて新築校舎になる。結局、うちの子は 卒園なので、たぶん、卒園式につかう程度で、その恩恵はうけられないようだ。(左が取り壊しての校舎、右が仮住まいの校舎)
その間、まっすぐに東に一㎞ほどいった西山(せいざん)派の元 幼稚園の校舎での保育に移動する。ちょっと家から遠くなった。ちょうど羅城門跡をへて、西寺跡の近くになる。いまは東寺は現存するが、羅城門も、西寺
も、ただ石碑があるだけだ。東寺から、西寺への引っ越しである。以前のところより狭いが、こんな近くで手頃を校舎が見つかったのは、僥倖だといっていい。手間な工事なんかやめて、「もうここでもいいんじゃないの」と思った。
もちろん、取り壊しや新築工事もたいへんだが、時間がかかりそうな厄介な問題がひとつある。地下に眠る埋蔵文化財である。歴史の宝庫といっていい東寺の境内地にあるのだ。何も出ないわけがなく、すでに試掘段階でも、文化財が発掘さ れたそうである。妙なことだが、
歴史的な発見がないことを祈ろう。
3月の学期末、古い校舎を取り壊すにあたり、子供たちがお別れに、ペンキで校舎に思い切り絵を描いた。誰もが 子供の時に、壁やタンスに絵を描いて叱れた経験があるだろう。それが、使っている建物の壁や床に、しかもペンキで絵が描けるのである。なかなか出来ない、楽しい貴重な経験をさせてもらったようだ。年少の子は年少なりに仕上がり、また年長になるとかなりく描いていて感心させられた。
数々の思い出と共に、校舎はもう取り壊されている。
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