『三帖和讃』講義本の出版計画
午前中は、福岡の会計士のY先生から、9月から3月までの半期分の会計説明を受けた。報恩講から始まった参加費の分もうまく滑りだしたようだ。幸い、寺院布教も若干増えているし、CMが効いて同人もプラスに転じた。全般に順調で、けっして暗くはないけれども、基礎が基礎である。厳しいことには代わりがない。いろいろと細やかなアドバイスもいただくが、バカが付くぐらい真っ正直に運営されているので、なかなか収益が上がらない。妙なことに、そこが華光の信頼の源泉でもあり、(純粋な信仰活動の)誇りでもあるけれども、同時にある種の弱点もあるわけだ。
午後からも来客が2件。
ひとつは、空調の入れ換えの契約。もちろん、一度にはできないので、3年間に分けて、ワンフローワずつ作業していく。いろいろと比較検討してもらった結果、従前の業者からダイキン工業に変更した。予め打ち合わせが出来ていたので、細々した予定や準備の確認をして、すぐに終了した。行事の合間にあたる5月下旬に工事をおこなう。予定していとはいえ経費が嵩む。素人目にはびっくりするほどの額だ。やれやれ…。建物を維持ひとつするのも、なかなかたいへん。せいぜい、皆さんに多くお参りいただいて、おおいに意味があったものにしたいものだ。
その後、出版社の方と会う。
増井悟朗先生の聖典講座の『三帖和讃』講義のテキスト(プリント)を元に出版されることになった!
これは、いまの『御文章』の前に、親鸞さまの浄土和讃、高僧和讃、そして正像末和讃を詳細に解説されたもので、120分カセットテープで、なんと140本分もある。単純に考えても、280時間にも及ぶ講義なので、テープ起こしをして文章にするには膨大すぎる。でも、幸いなことに、詳細な解説のプリントが残っていたのだ。それが、目に止まった。先生の細かな手書き。浄土和讃の開始のころよりも、回が進むうちに記述も詳しく、丁寧になっている。そのまま活字にして出版することになった。同じように、1枚1頁にしても、だいたい350頁にはなるだろう。分冊にするとまた厄介なのて、1冊にまとめられるようだ。
京都の伏見にある白馬社という出版社だ。ある先生にご紹介いただいた社長さんと何度かお会いし、法座にもお参りくださったこともある。
これまでの華光双書などをご覧いただき、法話集や体験記集はあるが、教義的なものがないとの指摘。でも、これまでの68年の歴史で、華光誌やテープなど、かなりの財産があって、優良なコンテンツをもちながら、なかなかうまくまとめる力がなかったわけだ。伊藤康善先生のものも『仏敵』(春秋社刊)のように現代語訳(?)も課題。全集にしてもいい。もし、うまく売れるようなら、『正信偈講讃』や『真宗の基礎』教義編、安心編なども、シリーズ化も夢ではないのだが…。
でも、初回の『念仏の雄叫び』の時も、『仏敵』の時も、次ぎの矢が放てなかったのである。そこが、ある種の弱点というところなのだ。
順調に作業が進めば、最短で7月末には発行されるかもしれない。ひとつは5月は、校正の作業にかかってくる。普通の校正作業に比べると、たいへんそうだが、前向きな話なので、じっくり取り組もつもりだ。
もちろん、これにもお金が必要になってくる話だ。でも修繕・維持とは違い、積極的な意味合いがあるし、売れれば収益にも結びついていく。まあ、捕らぬタヌキの…ですが。
ちなみに、法蔵館からの増補新版『念仏の雄叫び』の発行も迫っている。当初は、真宗法座の集いに間に合うと思っていたが、少し遅れて4月14日に届けられる予定だ。
こちらも皆さんのご助力をお願いします!
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コメント
>『三帖和讃』講義のテキスト(プリント)を元に出版されることになった!
やったあ!!嬉しい!
って、仏法聞く気もない私が、なんで喜ぶんだろう?
でも、なんか頑張ろう。
投稿: どんべえ | 2009年4月11日 (土) 09:27
どんべいさん、ありがとう。
『三帖和讃』の話は、総会時点では話しもなかったのに、あれよあれよと話が決またかなり有り難いお話です。
ぼくのものは、ある問題から、今は動きづらくなってしまったいました。その分、この線のところで頑張っていこうと、ぼくも逆に吹っ切れてます。
投稿: かりもん | 2009年4月12日 (日) 23:45
はい、楽しみは先にあるのがいいのかもしれませんね。お互いの命をすこーーし伸ばしていただいて、脳ミソもくずれていず、本を出せる(私は読める)環境になったなら、ぜひぜひ、かりもんさんの出版に出会わせてもらいたいものです。
投稿: | 2009年4月13日 (月) 08:57
失礼、↑名前を入れ忘れてしまいました。名前といえば、「どんべえ」なのですが、かりもんさんは「どんべい」と言われますね。京都読み?(笑)
投稿: どんべえ | 2009年4月13日 (月) 09:01