「イカのおすし」が身を守る?
小学校から、「不審者情報」についての緊急のお知らせが届いた。
昨日、下校時に、「どこか連れていってあげようか」とか、「写真撮られて」と、声をかけられる事案が、2件あったというのだ。
たびたび、ここでも指摘しているように、いま、子どもたちを守るのはなかなかたいへんなのだ。安全、安心の街づくりは、保護者だけでなく、地域や学校、警察が一体となって取り組まねばならない。とはいうものの、以前ここにエントリーした、アメリカでの過去の性犯罪遍歴者に対する過剰反応の悲劇が描かれた『リトル・チルドレン』という映画ではないが、時に、不審者に過敏すぎたり、過剰反応ではないかという面も無きにしも非ずだ。対処の遅れが、警察や学校の責任問題にも発展しかねない一面もあるからだ。まあ、そんな穿った見方はともかく、重大な問題が起こってからでは手遅れなのだがら、冷静に、用心するには越したことはない。
というわけで、子どもたちへの注意事項が並べてあるのだが、そのなかに、
子どもたちの安全を守るために、「NO」「GO」「TELL」や「イカのおすし」の確認を、おうちでもご指導ください、とのこと。
さて、「NO」はキッパリ断る、「GO」はさっさと行く、「TELL」は、助けを求めることだろとだいたい想像がつくが、この「イカのおすし」というのがサッパリ意味不明。いや、意味は分かる。「イカのおすし」なんでしょう。でも、ここで、ホンモノのイカのおすしのわけがない。不審者が来たら、常備している「イカのおすし」を握って、思わず相手が食べる間に逃げる゛なんという話ではなさそうである(当たり前だ)。とすると、なにかの暗号か、頭文字かということになるが、それがよく分からないのに、指導するもないものだ。
「なに、この『イカのおすし』って?」と、子どもに尋ねて、指導してもらうことにした。けっこう有名で、なんでも、「イカのおすし」ポスターも、「イカのおすし」CDも、振り付けもあるらしい。
そうなると、ますます知りたいくなる。
すると、もう一枚のチラシ。
そこに、「おぼえよう、イカのおすし」~こわいめにあわないために~という府警のチラシ。なーるほど、いまの子どもたちには、「イカのおすし」とおぼえさせているんですか。
皆さん、知ってました? ぼくは、まったく知らなかったなー。
最初の「イカ」が、「行かない」だとわかると、あとは、一文字ずつで、だいたいわかりますよね。
でも、この最初の「知らない人に、ついてイカない」という、この「知らない」とが、ちょっと曲者。見かけたことのある人だったり、少し顔見知りだったりして、けっこうそんなのが今日のこわいところなんですが…。
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