利便性を追いかけると…
華光会館の維持のために、エレベーターの補修と、エアコンの入れ替えが時期がやってきた。便利さを求めるには、それだけの対価が必要。それを維持するのにも、相当の経費がいるのだ。何事もお金はかかる。
旧会館は階段しかなかった。横幅が広い、昔の学校の階段だった。布団も弁当も、みんなでリレーして二階に運んだものだ。
エアコンもなかった。そのころはどこの家庭でもそうだった。それが、かなり後になって家庭用に後付けしたが、道場や教室に対応するには、音がうるさい大型のものしかなかったので、結局、ないまま過ごした。
冬は、ガスストーブ。行事は人が集い熱気があるので、寒さを感じなかった。でも、夏は暑かった。まだ道場の窓を開けると風が入ってきたが、両隣がビルになり、周りがアスファルトになり、交通量も増えて、都市化が進むほど、暑さも増してきたのだ。それで、華光会館の8月の行事は(外への子供大会と聞法旅行に切り換えて)休んでいた。6月~9月の行事にしても、1階の家庭用扇風機を何台も運んで来て回した。夜の行事はそれでもよかった。さすがに、7月に壮年の集いを始めたら、多人数の熱気で、小さな扇風機はまったく役立たなかった。「暑い、暑い」と不満をいう方(なにをやっても文句の方だが)もあったが、大方、何も言われなかった。だって、クーラーがないだから仕方がない。我慢して参加すればいいだけのことだ。
それが、新会館は3階建てになり、小さいながらもエレベーターが設置されて、足の不自由な方や行事の時の弁当や荷物運ぶは、格段に便利になった。
全館にACが入ったので、夏でも冬でも、暑さ寒さの心配はなくなった。とくに、夏の行事は有り難い。
でも、設置費用に、日頃の電気代もかさみ、地球温暖化も促進している。そしてメンテナンスと交換と、負担は増えるばかりだ。それも快適さを求めた結果である。
エレベーターは予定外だったが、エアコンはある程度予想していた。順番に調子が悪くなり、交換が必要なものが出てきている。それを毎回、個別に対応していくと、工事費も含めて1,000万円を楽に越えることになるのだ。それもあって、設計士の先生と何度も検討した結果、これから3年間をかけて、フローア毎の総入れ換えすることになった。多少は割安になるとはいえ、維持管理もたいへんである。
印刷屋、旅行社と相談が続いた直後に、業者との契約と日程の打合わせをした。エレベーターは永代経前に、エアコンはその後の作業となったが、充分夏には間に合う。快適な中で、せいぜいしっかりご聴聞ください。
ところで、ぼくは冷房が苦手で、なるべく使いたくないのだが、人が集ってくるとそうもいかない。もちろん、真夏には恩恵もうけている。事務所も、寒がり3名に、暑がり1名の構図だが、なぜか暑がりの人が、力関係で強い。面白いことに、彼女は冬と夏しかないのか、数日前の温かい日には、いきなり半袖アロハのいでたちになっていた! もし温かい日が続くと、扇風機が回る日も遠くないだろう。
| 固定リンク
「今日の華光会館」カテゴリの記事
- 支部長研修会~支部長の役割~(2022.06.12)
- 甘茶(2022.04.15)
- お別れ~ありがとうございました(2022.04.01)
- 華光誌発送(2022.03.31)
- 80-2号の編集作業(2022.03.09)
コメント
その人のアロハ姿を想像してワロタ
投稿: ねこ丸 | 2009年3月26日 (木) 04:19
投稿: かりもん | 2009年3月26日 (木) 16:33