帰国
仏跡巡拜の旅から、無事、帰国しました。
バンコクで1泊してから、ガヤに入り、
王舎城(ラジギール・霊鷲山や竹林精舎)→
ナーランダ大学跡→
ブッダガヤ(成道の地)→
前正覚山、苦行林やスジャータ村→
ヴァラナシー(ベナレス、ガンガーの沐浴)→
サールナート(初転法輪の地)→
クシナガラ(涅槃の地)→
サラヴァスティー(舎衛城と祇園精舎)→
カピラパストゥー(カピラ城跡)→
ルンビニー(生誕の地)、
カトマンズに2泊して、ヒマラヤ遊覧と、カトマンズ市内観光という行程。
20代のハネムーンカップルから最高齢は83歳の男性まで、まさに老若男女、地域もさまざまな総勢24名の珍道中。とても充実した、意義深い旅だったと自負しています。
途中、2度ばかり橋が壊れた影響で、未舗装の道を2時間も迂回したり、干上がった川を走ったりと、悪路悪路の連続でバスは大揺れ。それでも、インドやネパールでは珍しいほど、予定どおりの行程を進むことができました。ハイシーズンの仏跡地での勤行の待ち時間も、満点に近い出来ばえとか。
ただ、27年前とは、随分、雰囲気が変わっていました。一言でいうと、想像以上に仏跡地の世俗化が進んでいたこと。これも、日本以外の仏教国(タイや在外のチベット人)の経済発展と無縁ではなく、お金の落ちる観光地は囲われ、整備され、土産物屋が並び、ホテルは便利で高級になり、日本人向けの土産物屋には、日本人用の品物が、日本人プライスで並び、商魂たくましく、私達も浅ましく買い物三昧でした。
お釈迦さまの時代から構造は変わっていないと教えられていた荷牛車の車輪が、木からタイヤになっていてびっくり。でも、この間の私達の周りの日本の変化の方がよほど激しいものだということには、なかなか気づきません…。どんどん利便性や効率ばかりを追いかけて、コンビニエンス化している国から、混沌とした自然と共存する大地の国の空気に触れるだけでも気付くことは多々ありました。
もっとも、それも2度目となると鮮度が落ちるのは致し方なし。むしろ、今回は、お釈迦様のご生涯のところで味わうことが多かった気がします。旅行前につくった冊子がほぼ巡行どおりだったので、それに沿ってブログを綴っていこうかとも思いますが…。
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