3度の誕生日祝い
今年は、3度も誕生日の祝いをしてもらうことになった。しかも、インドと、ネパールと、日本の3ケ国と、かなり贅沢な話。
その日は、早朝5時起きして、ガンガーの沐浴風景を見学。美しい日の出を拝したあと、初転法輪のサールナートをゆっくりと参拝。猿回しをみたり、土産物も楽しんだあと、午後からお涅槃の地、クシナガラへと向かった。高速道路といっても、トラクターも、牛車も、人も歩けば、脇道からの割り込みも平気、それどころか大型トラックがドンドン逆走してつっこんで来る危険きわまりない一本道。ただ二車線あることを称して高速道路といっているにすぎない。もちろん、仏跡地では、一つの信号機も見なかった。停電になったり、誰も守らないのだ。揺れに揺れたバスは、到着時間を3時間ほどすぎた午後10時すぎ、ようやく目的地のクシナガラに到着した。横揺れ、縦揺れのバスでの8時間近い長旅。到着すると、部屋に入らずそのまま遅い夕食に向かった。早朝からの日程にみんなクタクタ。早く食べて、明朝の出発に備えないといけない。食事の言葉をすませて、さあというときに、「ちょっと待ってください」との声。
「今日は、還暦のお祝いを迎える方がおられます」と、アメリカから参加のKさんが、紹介される。さらに「今回の2月1日からの仏跡巡拜中に、なんと4名方のお誕生日があります」と、広島からの2名の女性に加えて、ぼくも紹介された。サプライズだ。ケーキが運ばれ、シャッパンでお祝い。サライさんからプレゼントまでもらった。みんな疲労困憊の中で、こころよく祝福をしてくれた。ありがとう。でも、ゆっくり呑みましょうというには、あまりにハードな1日だった。
そして、2月10日の誕生日は、ネパールの首都、カトマンズで迎えた。カトマンズでのお別れパーティー。ここでは、特別な祝福はなかったが、わざわざプレセント持参くださった方もあって、こころのこもったカードも3組の方からいただいた。部屋に戻ってからも、有志が集いお別れの宴もって、最後はかなり呑んだ。
そして自宅に帰ると、お土産を渡す前に、いきなり子供たちが手作りのプレゼントをもらった。「お父さん、お誕生日おめでとう。48歳?」、ほんとはう47歳なんですが、ま
あ、いいでしょう。手作りの箱をあけると、絵と、手作りカレンダーに、貯金箱に、そしてお小遣いで買ってくれたスリッパと白いハンカチ。ゆうこは、お洒落なパックをくれた。夜には、子供たちが作ったケーキと、自作自演のダンスを披露。二人で何度も練習した3幕からなるバレエ風のもので、なんか感激。疲れが一度に和らいだ気がした。
それにしても、3度もお祝いしてもらって、3つ早く年をとるかもしれませんが、なんとも素敵な誕生日祝いでした。
5歳の次女。字も少しずつ書けるようになってます。
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コメント
お帰りなさいませ~
各国でのお誕生祭楽しく拝見いたしました。
なかなかそんな機会も…と思っていましたら目の前の家族も20年前やはりインドで誕生日を迎えたと知りました…。
投稿: MAY | 2009年2月17日 (火) 10:03
MAYさんのハンドルって久しぶりやね。
>目の前の家族も20年前やはりインドで誕生日を迎え
>たと知りました…。
へえー、そうなんや。それって、学生時代のことやろうね。
誕生日のあとは、すぐにバレンタイン。常連マダムから仏青参加の学生さんまで、チョコをいただきました。ありがとう。もちろん、ゆうこと子供たちからも…。我が家は「男1、女3」の構成なんやなと、改めて確認した次第です。
投稿: かりもん | 2009年2月17日 (火) 13:49