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阿弥陀様を表す漢字一文字は?(結果編)(後半)

(20)「一」
  ぼくも 学生時代からずっと同じこと考えていました。
  「一」です。自分の迷いや味わいが混ざらないから、一向に私めがけて あきることがなかったから私を救うことに疑いがないから。

(21)「聞」
 あと、「聞」がでてないですね? 自分が聞くでなく、聞きとどけてくださっていたから。やっぱり阿弥陀さん一人のお徳よりも自分に触れてくるところを顕した文字にぐっときます。おまけをいえば、「燈」「楽」「青」などが好きなので、子どもが生まれたら名前に使いたいです。「捨」「即」「宿」「礼」などの心も気になります。(楽邦)

(22)「謝」
 私は「謝」かなー。謝っても謝りきれないけど。(かーぶ)
(23)「仏」
(24)「光」
 父は「仏」。母は「光」ということでした。(かーぷさん父&母)

(25)「死」
 
阿弥陀様に、「死」とはおかしいようだけれど、私に「死」ぬことを教えてくださったので。(京都家庭法座にて。0さん)

(26)「救」
 
なんの条件もない、無条件のお救いでした。私は、この一文字で決まり。(京都家庭法座にて。Mさん)

(27)「親」
  明日のことはわからないを実感した1年。夏頃にはこの経済状況は想像すらできませんでした。「世間虚仮、唯仏是真」。私は世間虚仮の真っ只中で生きています。仏法を聞かていただこうと、私自身が世間虚仮そのものであることに変わりありません。悲しいことです。でも、その私に向かって、唯仏是真と呼んで下さる方がいらっしゃる。もったいないことです。
 阿弥陀仏様をあらわす漢字一文字は、私は「親」です。(こうぜん)

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 予想外の「疑」に始まって「親」まで、ほんとうにいろいろ出ましたね。ありがとう。

 さて、ぼくもエントリー。その前に番外編です。最初の例題で出したので、皆さん遠慮されたのが、

(28)「摂」
 逃げるものを追いかけて捨てない。摂取不捨のお働きにです。

 あと、「涙」や「一」などの重複を除いて、ぼくのなかの定番ながら、まったく外れたのが、次ぎの三文字。

(29)「海」
 海は、本願海というように、親鸞様がイメージされた阿弥陀様のお働き。

(30)
「寿」(命)
 寿(命)は、
「光」と並んで、阿弥陀さまそのもの。その命を食らい、その命に帰し、そして無量の命をいただくわけです。

(31)
「満」
 これは、完全に個人的な味わい。実は、子供の名前の候補にも「満ちる」があったんですが、連れ合いにあっさり却下。
 「空」(くう)、真実そのもの阿弥陀さまが、虚仮で、空(むな)しい私のなかに、満ち満ちてくださるとは、勿体ない。そのたった一つで、空しい身が大満足の身にならせてもらう不思議。
 それに、仏様っで、「自覚・覚他・覚行窮
」ですからね。それをいうと、「覚」でも「窮」でもよかったかも…。でも、これは、阿弥陀様に限ったことじゃない、仏様全般ですからね。

 で、そんなこんなで32個(三十二相)目のエントリー。ぼくが選んだ漢字は、

ジャカ、ジャカ、シャカ………。

32)「待」
 
お待たせしました。
 待っていただきました。
 いまも、その成長を待ち続きてくださっています。
 この一文字ですね。

「待ちびとは誰……かと押して尋ねてみれば、このかりもん待っておるとのご意見」

 疑い、逆らい、躊躇し、無視し、自分中心に迷っている私を、十劫もの間、待って、待って、待って、待ち続け、叫び続けどうしでした。

「弥陀は正覚なりてみり
 そなたの来るを待ちたれど
 一劫たてどもまだ見えず
 二劫たてどもまだ見えず
 三劫たてどもまだ見えず
 弥陀成仏のこのかたは、
 いまに十劫をへたまえり
 お立ち迎えのお姿を
 なんと思うてくれるぞや」
(「大悲の呼び聲」より)
 

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コメント

「待」かぁ。。。なーるほど、予想外でありながら、言われてみると、もったいない極みですねえぇ。。。
もうなんにも言うことないですね。。。

「満」、これもなるほどーーー、
戦後の真宗教界じゃ「感謝、感謝」とかまびすしいけど、
そもそも満足が先行してなきゃ、「感謝」といったところで、そのふりしかありえない。
「おかげさま、感謝です」と号令かけるより、本当に満足できる世界があることを、言っていきたいですね。
心の底から!満足できたら、もう人間の言葉はない。南無阿弥陀仏が満ち満ちます。
「本願力にあひぬれば
むなしくすぐるひとぞなき
功徳の宝海<みちみちて>
煩悩の濁水へだてなし」
「如来浄華の聖衆は
正覚の華より化生して
衆生の願楽ことごとく
すみやかに疾く <満足>す」


投稿: Moz | 2008年12月31日 (水) 00:32

南無阿弥陀仏 南無阿弥陀仏 どこをどのような刻んでも南無阿弥陀仏 皆様の尊いお言葉、ご教化 一年を省みるにはもったいないほどの法水であります。寝ても覚めても南無して下さっている阿弥陀さまに南無阿弥陀仏 ありがとうございました 今後ともよろしくお導きのほどお願いいたします。良いお年をお迎え下さい。

投稿: 稜 | 2008年12月31日 (水) 02:04

Mozさん、稜さん、さっそくありがとうございます。

皆さんのコメント読みながら、確かに摂取や抱かれる、護られている光りのイメージもあるけれど、ぼくには、その光りで、破られたり、撃たれたり、貫かれたというイメージのほうが強いかなと思っていました。やはり、「破闇満願」ですからね。

投稿: かりもん | 2008年12月31日 (水) 15:43

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