消火器
キターッ!
「消火器のヤマトと申します。点検、交換の時期となっております」との電話。
ハハーン、例のやつだね。
実は、その昔、古い会館では、1年ごとに交換が必要な安価な泡式消火器を使っていて、この季節に、「ヤマモト」という個人経営のところに、交換を依頼していた。それで、「ヤマモト」と「ヤマト」を聞き間違えた母が、別会社に交換を依頼してしまったのだ。「いつもの方と違いますね」、「ええ、まあ…」なんてあいまいな会話があって、ご丁寧に、粉末式消火器まで購入してしまった。その1週間後に、いつもの「ヤマモト」さんが来られて、事態が発覚。もっとも、正規の値段で、詰め替えの必要がなくなったので、けっして大損したわけではないのだが、消防署の方も、「注意してくださいネ」という、グレーな話しで終わった。
その後、華光会館を建て替えてからは、消火器も一掃され、貯水槽と、消防関係の点検と、3年毎の報告が義務づけられているので、毎年、決まったところに点検作業を依頼するようになった。
それでも、この季節になると、この手の電話がかかってくる。小規模な営業所や事務所を狙った、詐欺まがいの商法。べらぼうに法外な値段を請求れるわけではなくても、ほんらい交換の必要のないものまで交換していく。だいたい、個人でも、自宅の消火器の製造メーカーを把握している人などいないし、交換だといわれると「そうかなー」と思うものだ。ちなみに、ヤマトというのは、消火器製造の大手メーカー。メーカーから直接、電話をかけてセールスすることはない。
数年前の電話では、「ヤマトは、消火器メーカーでしょう。いまは、ほかの会社の消火器を使ってます。会社の名前を名乗ってください。大阪の○○商会でしょう。以前お宅の…」と詰めると、突然、ガチャンと電話が切られた。
その後、しばらく電話がなかったが、担当が変わったのか、懲りずに電話が始まった。きっと、名簿に掲載されたままなんだろうなー。商売とはいえ、たいした根性だけど、要注意やね。
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コメント
家にも何かと「セールス」の電話がかかって来ますよ。
多いのは「元徳寺」あてに資産運用のなんちゃら・・・
とか寺院の修繕とか。
大抵「ご住職さまはいらっしゃいますか?」で始まる。
何かの名簿見て電話するんでしょうね。
資産も無ければお寺もずっと活動休止中。
住職も不在なのにねぇ。
まぁこれは「詐欺」の類じゃないけど、
「消火器」もそうやけど、巷ではやっている
「振り込め詐欺」とかヒドイですよねぇ~。
そんな事を仕事にしてるなんて、
そんな生きかたするなんて・・・
とてもせつない気持ちになります
投稿: 蓮華 | 2008年12月 3日 (水) 22:34
そうだよね。資産がないので、その意味では悩まなくていいけれど、「田あれば田に憂へ、宅あれば宅に憂う」だけど、でもなければないで、「田なければまた憂えて、田あらんことを欲す」と、貪欲の悩みは尽きませんわ。まあ、どうせなら、あって悩みたいというのは、貧乏者のひがみでしょうね。
ほかには、コピー機が多いですね。少し前なら、電話会社の競争が激しくて、これには閉口したなー。
投稿: かりもん | 2008年12月 4日 (木) 00:53