阿弥陀様を表す漢字一文字は?(結果編)(前半)
皆さん、今年もたいへんお世話になりました。
最後に、「阿弥陀様を漢字一文字に表すとしたら?」という初めての企画物も、予想以上のエントリーをありがとう。もっとも、これだけ告知しても、うちの連れ合いのように、いまだに知らない薄情者(シンジラレナィー)もおりますが……。
単に文字だけでなく、その味わいが有り難く、いちいち納得の内容。中には、予想もしなかったものもあり、「なるほど」と唸るものものもあり、漢字一文字と言っているに、記号だったり、叫びだったり、その自由さがよかったなー。「真」や「親」のように重複もあるけれど、それぞれ味わいもあるので、皆さんのコメントをまとめてみました。
そして、最後に、ぼくもエントリーします。
(1)「疑」
その心は、申し訳ありませんが、疑いいっぱいです。(メイ)
(2)「眞」・「然」・「實」
「愚」で「懈」で「惰」で「驕」で「慢」……の「屍」である私は、ただただ念仏させていただくのみでございます。南無阿彌陀佛 (はらほろひれはれ)
(3)「暖」・「熱」
迷ったけど、この2つかなあ。( ねこ丸)
(4)「願」
悩んだけどやっぱり「願」にします。「絶対に助からん私」が阿弥陀さまの「どうにか助けてやりたい」という願い「願力」によって、今の私があるから。なんで悩んだかと言うとうちのわんこの名前やから・・・こちらは今度生まれて来る時は人間に生まれさせてもらってね・・・の願いを込めて命名。(蓮華)
(5)「法」・「名」・「光」・「聲」
阿弥陀様のお働きを表す言葉…これを4人の子どもの名前にいただきましたから、私はこの4つが外せませんね。次の子にはどうしようか…(うそうそ、勘弁してください)(MANU).
(6)「大」
ある方の言葉に、「大海より壮大な大空、大空より壮大な人心」とありました。善導様も、人は一日八万四千のおもいがあると教えてくれています。日本語で「こころ」をあらわす言葉は3000語以上とも云われ、科学でも人が一分間に発することばは250語だが、その10倍の思いがあるとのこと。何れににしても、この私が意識している、していないを別にして、この稜がおこすこころ(執着成就の凡夫)の働きは、大海よりも大空よりも広く深い。そして、そのことを知らない。この私のおもいの総てに欠くことなく、働いてくださる南無阿弥陀仏さま。この執着の深い稜を、執着の深い阿弥陀仏さましか救うことが出来ぬと知らしして戴く。『教行信証』の大教・大行・大信の「大」は、仏様のことと教えて戴いたことがある。そんなお味わいを通じて「大」としました。 (稜)
(7)「執」
輪読法座にて。阿弥陀様は、執念の人、執着の強い人だと。阿弥陀様は、嫌になるほどしつこい、どこまでも私に執着しつくしてくださった方りということですね。(京都・Oさん)
(8)「親」
親なくして今日の私はない。その大切な親も歳を重ね介護が必要になれば、次第にお荷物となり足手まといになってくる。利用するだけ利用して、邪魔になればポイ捨てである。 そんな心しかない私が何を求め、何を語るというのでしょうか。この世の親のご苦労でさえ聞く心のない私がどうして如来大悲のご恩徳を聞くことがデキルのだろうか…。南無阿弥陀仏!(KURO)
(9)「信」「真」「誠」「智」「實」「如」「妙」「誓」「陽」「慈」「悲」「熱」
チョット遅れちゃって、思っていることは全部出てしまった感じ。まだまだ一杯ありますがこの辺で。実は、私にちっとも無いものを思い浮かべました。(ユキちゃん)
(10)「?」 (希死念願)
(11)「憑」
如来さまが、たのんでおられる。つきまとうて、つきまとうて、とりついてなさる。こればっかりは、しゃあないですわー。(大阪凡夫)
(12)「明」
最初に「疑」って書いてしまい(1)、皆さんのコメント読んで、何か間違えていることに気づきました。もう一度冷静に考えて「明」。阿弥陀様は、私のあかりです。(メイ)
(13)「ぎゃーっ!」
すごいっ!!一文字で、皆さんのお味やいを聞かせていただけて、、、。うれしいです! 私は、「ぎゃー!」です。南無阿弥陀様のお心を聞かせていただくとき、私のこころの奥底は、「ぎゃーっ!」と、叫んでいます。(Tねこ)
(14)「抱」
「光」「声」「智」-頭の中でのイメージです。でも体感的には「抱」。包まれてる 抱きしめられてる。
口に出したことは「やらねば」という律儀なとこもあったりして、初めて書き込みます。(カイババ )
(15)「涙」
まあ思い当たるのが、みなさんと重なってしまいます。どうしようかなぁ?と考えていたらフッと出てきたのが、「涙」。この私を見て、阿弥陀さんのほうが先に涙を流して下さった・・・そこから阿弥陀さんのご苦労が始まった・・・最近のご縁の中で、そんなことを主に味わっています。(yanke)
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コメント
・・・つくづく、私って・・・天然○○、、、。
で、いざ漢字は?と自分に問うてみても、出てこない。
どうしようもない。
ほんまに、無智、無明なんじゃと思わせていただいています。
その私に「智」の名前をいただいて、六字の名号を聞かせてくださるとは、なんとスゲエ~南無阿弥陀仏様か!!
おひとり、おひとりのお味やいを読ませていただいて、
う~ん、やっぱり語りつくせないくらい、大きなおおきな、
お心じゃなあと、かみしめさせていただいています。
投稿: Tねこ | 2009年1月 4日 (日) 08:25
Tねこさん、あけましておめでとう。
ほんと、Tねこさんらしいといえば、まさにそう。確かに、天然○○。というより、流行りのKYかもね。
でも、世の中、空気読む人ばかりじゃ、ほんとにう恐ろしいことになってしまう。ある種、人とはちょっと回路の違う創造性に溢れているわけですから、これゃ、直してもらっちゃいけません。ああ、天然って、そういう意味もあるわけですね。
どうそ、今年もよろしく。
投稿: かりもん | 2009年1月 4日 (日) 22:48