『こころの天気を感じてごらん』
東京法座の前日、連れ合いが、表紙の絵と、四コママンガを書いた書籍=土江正司著 『こころの天気を感じてごらん』~子供と親と先生に贈る、フォーカシングと「甘え」の本~(コスモス・ライブラリー刊/1800円+税)が送られてきた。表紙は、何度かやりとりがあって、いくつかのパターンを描いたようだが、なかなか彼女らしい雰囲気のする、かわいくも温かい表紙だ。中には、四コママンガだけでも、約40個も収録されているが、ゆうこの掲示板にあるように、学業と育児の合間に、短期間で頑張ったようだ。
東京への車中で読み出したが、行きは教案を考え、帰路は体調不良もあって、読む切ることはできなかった。それでも、未知の分野ではないので、一部の「心の天気」と、「甘え論」までは興味深く読み進んだ。著者の意気込みが感じられる力作だ。著者の土江正司さんは、島根在住のスクールカウンセラー。でも、その肩書では収まらないような方で、インドでヨーガの修行をし、また在家でありながら浄土宗の僧籍をもち、在野にあるフォーカシング研究、実践家、フォーカシング指導者として、特に、スクールカウンセリングや、子供相手のフォーカシング、グループフォーカシングの分野では、日本の最先端を走っておられるとのもっぱらの評判。残念ながら、すれ違いで、ぼくはお会いしたことはない。でも、来年度の真宗カウンセリング研究会の1日WSの講師として、「こころの天気」の実践をお願いしてはといま相談中なので、ぜひ、実現できればと念願している。その「こころの天気」については、ご本人が関係に紹介されているサイトがわかり易いかな?→http://www.focusing.org/jp/newsletter/jp_sif_2003-1_1.html
ただ、これだけ四コママンガがあると、本文よりも、先にマンガを読んでしまう。ぼくなど、「このキャラクターは誰がモデル?」なんて考えると、クスクス笑えて仕方がない。それと、相変わらずの彼女の趣のある「字」がおもしろい。誤字ギリギリという反則もあるけれど、これを活字にしなかった編集の方も、なかなか洒落のわかる味のある方だね。
これから、ネットでも、一般書店でも入手できますが、華光会館でもおわけできるので、関心のある方はぜひお読みください。 なお、ゆうこの絵ブログhttp://bonbon18.at.webry.info/にも、土江さんのHPがリンクされてます。
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