『アメリ』を観ることになった1日
今日は、長女の運動会。下の子の運動会は、聞法旅行とかち合って、涙の欠席。すごーく、練習に練習さかねて鼓笛隊(小太鼓)や、リレーバトン、器械体操に挑戦するのに、残念ながらビデオ観戦となった。上の子からのこれまでの6年間、土・日曜日が法座のわりに、学芸会も含めてうまく参加できていたのに、初の黒星となった。
だから、今日の運動会は楽しみにしていた。でも、植物園の帰りから雲行きが怪しくなって、1週間みごとに学校を欠席した。悲しいかな、小さなときのぼくと同じ体質を引いて、季節の変り目には疲れから風邪になり、その後、ひどく咳き込む。特に夜がかわいそうなほど、咳をする。先生とも相談して無理はさせられなかった。結局、2年続けて運動会を欠席。駆けっこも早い方だし、体力はないが、運動神経は人並み程度なのだが、本人はあまりこの手の行事に興味が薄いのか、休んでもサバサバしている。親も、残念なようであり、楽できてうれしいような、複雑な心境だ。
おもわぬ時間が出来て、事務仕事を少した後、カットに行き、その足で、京都駅ビルシネマのフランス映画祭へ。まだ未見だった、フランス映画『アメリ』を観る。補助席がでるほどの盛況。最後の方で、なんとか座れた。甘いだけの恋愛映画かと思っていたら、どうして、なかなか面白かった。神経質な母親と、冷淡で愛情をうまく表現できない父親の間に育ち、学校にも行かずに、周りとコミニケーションがうまくとれないまま、空想の世界に生きていた女性が、ある事件をけっかけに、周りを温かく、幸せにしながらも、自身も不器用ながらも成長していく、ラブストーリー。一筋縄でいかない映像と、色彩トーン、ディテールへのこだわりも、なかなか魅力的だった。なによりも、アメリを含めて、みな一癖も、二癖もある個性豊かな人物描写で、夢想と現実の織り込み方がうまくて楽しめた。
満足して京都駅の劇場をを出ると、6時前なのに、もう日が落ちている。すっかり秋なのだ。あまりにも見慣れた京都タワーも、今夜はきれいに見えた。
そのまま東 寺保育園へ子供のお迎え。やはり、ライトアップした東寺もカメラに收めた。長袖1枚では、ちょっと肌寒い。まだ半袖のまま、自転車の補助イスのナナが、「寒いなー。帰って、おフロであったまって、長袖きて、布団にはいりたい」と言っている。
知らぬ前に夏、終わっていた。
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