« アメリカの同行 | トップページ | 『クライマーズ・ハイ』 »

女房は女子大生(3)

  連れ合いが大学院生活を順調に送っている。あの好奇心旺盛、物おじしない性格である。特別に心理臨床のゼミや仏典翻訳など本業以外の研究の仲間にも加えてもらうなど張り切っている。久しぶりにあった人からは、「なんか、ゆうこさん、若返ったんじゃないの? 若いエキスを吸ってるんでしょう」などと言われて、「そうじゃろう、そうじゃろう」と、悦に入っている。確かに、男女問わず学生にも、またおじ様の教授陣にも、なかなか評判がよいようで、充実したキャンパスライフを送っているようだ。そこに加えて、英会話や絵画もあるし、自力整体に通っている。オフの時間もほしい。というわけで、もう毎日、席の暖まる間もなく、飛び回っているのである。

 まあ、それはそれで結構なことだが、教授や学生とはランチの時間があっても、夫婦で、ゆっくりと話し合う時間がなくなってきたのは、ちょっと寂しい。せめて食事だけでも一緒にと思うが、夕食は家族6名で過ごすので、話題は限られる。ちょっと、このままでは、なんかすれ違う気がしてきたので、週1回ぐらいは昼食を一緒に食べる提案をした。月曜日は彼女も休み。ぼくも仕事をオフにして、映画を2~3本は観に行くので、その合間で、外でランチをする約束となった。

 でも、まあ、ここが夫婦の難しさ。どうしてもね。他人の約束や予定が優先されて、「まあ、また今度」「いまは忙しいので」と、なかなか時間が合わずに、せっかくの提案も流れ流れて、一度も実現しないまま、とうとう夏休みになってしまった。もちろん、彼女も学校は休みなのだが、子供も休みなので、ますます難しい。

Img_3423  それが、ちょっとうまい具合に、二人の時間が取れた。その気になって、意識して、時間を取ろうと思えば取れたわけ。ほくは、『俺たちダンクシューター』という超おバカ映画を観た後で、ちょっとリラックスして、三条冨小路のカフェ・コチ(CAFE KOCSI)で待ち合わせ。ゆるやかな時間が流れている。

 夫婦関係にしても、親子関係にしてもそうだが、近しい人間関係ほど、他人でないのだから、簡単に分かり合っていると錯覚するけれど、実は、これほどデリケートで、難しい関係はない。近くて、気軽な分、関係を甘くみるのか、お互い甘えは出て、「それを言っちゃお終いだよ」という言葉も出る。他人なら、簡単にケンカ別れする内容も、夫婦や親子は、ますます泥沼に入って恨みあったり、お互い、もう諦めて鉄板になったり、世間体だけを整える仮面夫婦や家族ごっこの体面家庭も、結構多いじゃないかなー。安らぎでもあるけれど、同時に悩みのタネだものね。

 今回は、ぼくから、率直に、今、感じている不満を話してみた。別に、彼女を責める問題ではない。彼女も、その内容を充分に理解していたが、なかなか頭と行動が一致しずらい話題だ。それは、ぼくも承知している。でも、無理に我慢して、そのために不満でイライラしたり、何かに八つ当たりするより、ちょっと勇気をだして、心配な点を伝えることにした。今日のところは、悩みを聞いてもらえただけでも、まずはよかった。やっぱり、親しい関係であればあるほど、話し合ったり、聞き合ったり、コミニケーションって大切だな。基本中の基本だけれども、これが難しいー。

|

« アメリカの同行 | トップページ | 『クライマーズ・ハイ』 »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

埼玉のアクセスランキングを上げてる犯人は私です。
今、単身赴任中の主人のもとに息子と一緒に来ています。

女子大生のおくちゃま、相変わらずパワフルですね。
ホンと、夫婦って難しいですねぇ。私もそう思います。
言葉にしても誤解を招く場合もあるしねぇ・・・。

投稿: 蓮華 | 2008年8月13日 (水) 00:50

 蓮華さん、ご無沙汰してますね。
 そうですか。埼玉の住居も、とうとうネットの環境が整いましたか? 埼玉も、ずいぶん、暑そうですね。

投稿: かりもん | 2008年8月13日 (水) 23:47

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 女房は女子大生(3):

« アメリカの同行 | トップページ | 『クライマーズ・ハイ』 »