閉塞感
役所の保険年金課から書類が届く。国保の保険料の納入額の通知だ。おそる、おそる封を切る。
「エェー。なんかの間違いじゃないの!!!」
そういえば、去年も唸ってしまったが、今年も、何度も、通知表を見直すはめに…。この年収でこの金額か?ほんとうに? 数年前の2、5倍だ。一気に上った年を覚えいているが、それまで、毎年、家族で沖縄にノンビリ旅行にも行っていたが、その旅行代金分以上に、負担額が増加した。つまりは、昨年同様、今年も、沖縄旅行は見送りになりそうだナ(まあ、これはインド旅行が控えてもいるからだが…)。年収が変わらんのに、市民税の負担も増したし、どうなってんのかね?
内訳をみると、医療分が、約7割弱だが、悪評の後期高齢者支援分として約20%、そして、ぼくの介護分で約15%が加算されている。明細や計算や、取り立てだけはしっかりしているのだが、この内容の実体まではよく理解できない。ほんとうに大丈夫なのか。ほんとうに無駄はないのか。これだけ政治が混乱し、年金を始め社会保障のさまざまな綻びが露呈し、不正やムダ、役人の無能ぶりばかりが目立つ中での、負担の増加や不公平感に、将来の不安は増すばかりだ。
物価も高騰しとるし、庶民レベルでは、納税や社会保障の負担や痛みが増すばかり。このままだと、消費意欲も、労働意欲も減退の一途じゃかいのかなー。たとえ、負担が大きくとも、痛みがあろうとも、それに見合うだけの公平な社会や、高齢者も安心できる社会が実現出来るのなら、誰も文句はないでしょう。それが、みんな、展望のない将来に、とても不安を感じている。過労死寸前で黙々と働いていた中高年男性の自殺者も増加するばかりだ。
なんか愚痴ぽくなって、ほんま、ぽーぽぽぽぽぽってな感じやね。
でも、これだけ多くの人の不満や怒りが高まりながら、力を合わせて社会を変革しようという社会運動や政治運動に向く気配はなく、絶望感や無力感、時に自己や他者への残虐な攻撃性などにエネルギーが転嫁されているのが、いまの日本の最大の悲劇かもしれないなー
まずは、念仏者が力を合わせて働きかけることから、始めますか?
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コメント
国も人間と同じように寿命みたいなものが
あるのではないかなと思います。
日本国は花で言うともうしおれかけというか、
青年期・壮年期は過ぎ去って、老年期に
なっているような感じがします。
投稿: ねこ丸 | 2008年6月21日 (土) 01:33
ほんまやね。これから、どんどん人口は減少し、高齢者の割合は増えていくばかり。元気はなくなっていくでしょうね。
それに、日本だけでなく、地球規模でも、地殻変動を起こしているんじゃないでしょうか。環境問題もそうだし、エネルギー問題や、水や食料にしてもそうです。いまは、その前ぶりが起こってきとるわけですね。そして、いまの拡張路線を無秩序に続けていると、直にたんへんな世の中がやってくるということは、みんなわかってるんですがね。なんか、溜め息でそうです。
投稿: かりもん | 2008年6月23日 (月) 00:03