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家庭訪問

 家庭訪問があった。

 連れ合いが、掃除機をかけている!

 ぼくが参戦すると、一気に居間を片づけた。

 夕食に降りてきた父と母が言った。
 「あれ、今日は足の踏み場があるなー」。

 永代経を前に、一瞬、きれいになる。でも、瞬く間に散らかった。襖を閉めて対応した部屋は明日の仕事だ。

 先生は、やはり、「油断をしたら、ひとり二人の力で、一気に流れていくからたいへんだ」と言っておられた。でも、言葉とは反対に、どこか余裕というか、自信ありげにも見えた。児童のことを、よく見ておられるのがわかる。「ひとり、ひとりはいい子なんですがね。それに、それぞれに家庭や環境の事情がありますから」と、ポツリ。みんな、小さなこころに、いろいろなことを背負わねばならない、辛さがある。こんな豊かな国なのに、なんでこんなに悲しいのだろう。これも、誰もが通う義務教育の公立校ならではだろう。世の中同様、いろいろな親がおり、いろいろな子供がいる。当然、学校の中でも、いろいろある。でも、ぼくは、その方がいいと思っている。その意味で、高校生までは、出来れば普通の公立に行かせたいとは思っている。

 授業のこと、教室や学校の中での姿。地域での子どもたちの関係。そして、家庭のこと。いろいろとお話をさせてもらってよかった。授業や学級経営だけでなく、実にさまざまなところに目配せする必要があるんだ。ほんとうに、いまの小学校の先生って、たいへんだよなー。

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