譲る心
今夜は、わが家の女子大生は、新入生歓迎コンパでお留守。子供も寝かせた。彼女は、ちょっと遅いようだ。
で、夕食。デザートは、子供にだけイチゴが残っていた。しかし、5粒しかない。子供は二人。割り算を習いだした上の子が、考えた結果は…。これは、まだ難しい。実物がないと出来ないが、ひとつ余る。二人で仲良くわけるには、かなり小粒。
ぼく 「そうか。お父ちゃんが食べようか」
二人(即座に)「いやや!」
ぼく 「じゃ、ジャンケンするか」
二人 「うん」
カン 「やるで。ジャンケンや。最初はグー」
ところが、下の子がなかなかジャンケンしない。
カン 「はよう、ジャンケイしようや」
ナナ 「やっぱり、いいわ。お姉ちゃん、食べて」
ぼく 「ヘエー、えらいなー。ナナちゃん」
ナナ 「だって、『ゆずる心』やもん!」
回りの大人は大爆笑。4歳児に教えられるよなー。
たかがイチゴ。なんていうのは、大人の分別。子供には、イチゴひとつでも、ケンカになるほどの一大事なのにね。その大人のぼくたちのほうが、「たかが○○」が譲れなくて、腹立てたり、すねたり、ケンカしたりと、かなり恥ずかしなー。
今春から、東寺のほんとうの傘下になった保育園での、先生も含めた朝礼の影響だろう。だって、最近のナナは、その様子を物真似できる。
「ひとつ、保育者である前に一社会人として」。
「ひとつ、言われたことは即実行」。
どうやら、園長の言葉に、先生方が復唱するらしい。完全に、門前の小僧になったようである。
「お父ちゃん、そくじっこうってなに? しゃかいじんって?」。こちらは、まったく意味がわからないようである。
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コメント
ななちゃんの「ゆずる心」ステキ

もう、カワイイすぎる
投稿: 蓮華 | 2008年5月21日 (水) 08:08
大爆笑しました!!
ナナ姫が そんなこと言うなんて~ちょっと信じ難いですが…(笑) かわいいですね☆
朝礼を今度、教えてもらおう!
僕は門内の小僧ですが、
お念仏も最初は真似ることから始まったんですね。
投稿: 楽邦 | 2008年5月21日 (水) 19:13
蓮華さん>
いつもありがとう。さすがママさん。子供のネタにコメントもらって、うれしいですね。
楽邦さん>
そうなんです。ナナだから、おもしろかった!
三カ条あったはずだけど、ぼくのほうが忘れてしまって、二つしか書けませんでした。
今夜は、真カ研の月例会。
わが家も、いろいろと消耗することがあって、もう疲れました。いーや、たいへんだ。
投稿: かりもん | 2008年5月22日 (木) 00:27