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難中之難

 日、月の九州支部法座、おわりました。

 各日とも、10名ほど。ただ、顔ぶれがかわったので、全員で13名のお参り。新生、九州支部になってから、ジリジリと人数が減っていくので、ちょっと寂しいです。同人は、レギュラーメンバーが固定していることが、今後の課題。そのかわり、お若い方や新しい方の参加される割合は増えていますから、けっして悲観的になることはありません。むしろ、楽しみかなー。会場、開催曜日、呼びかけなどかなり工夫できることがありそうです。今回も、まったく新しい、お若い參加者が、2名もありました。しかも、この二人の方が、いろいろな経験豊かで、自分を手がかりに、体験的にさまざまなことに関わっておられる方なので、なかなか刺激的でした。もしかすると、今後もカウンセリングなどを通じて、聞法が進んでいかれるかもしれません。

 ご法話は、「唯除のこころ」と、華光誌の4月号の輪読を行ないました。

 そににしても「難中之難」です。もちろん、初めて参加された方との関係も、また仏法には心定まっていながらも、獲信したいと力んでおられる方との関係においても、その意味では二重(もしかすると、法席に出席いただくところ入れると三重)に難しいと思いました。

 特に、「超える」とか「離れる」というところです。生死(迷い)を超える。ここが醍醐味でもあるし、またお伝えする最難関。その世界に入ってもらわない限り、分かり合えることはないわけですね。もちろん、人間的に分かり合えることはある。認められることもあるし、その方々からお教えいただくこともある。でも、聞法の焦点はただ一点なんです。この世の経験や知識なんかは虚仮で役に立たん。ただ、私にかけられた「弥陀の本願」を聞く、ここにあるわけですからね。

 後者の方の場合、その意味では、本願を聞かねばならないというところまでは、お育ていただいてきた。でも、難しいのはその一歩先です。たぶん、お念仏の心は、自分の頭やまた気持ちのところでも、ある程度までは理解できるだろうし、想像もできる。納得もできるところもあるでしょう。でも、腹の底に承知しないヤツがおるわけですね。こいつが曲者で、あれこれ計らっていく。まさに自力計度(けたく)の心でね。これが役に立たん、この心に付き合っていても仕方がないと見切りをつけさせていただく、つまり「捨てる」というところに出ないと、せっかく届いている本願を(自分ではそうは思っていないのでまた難しい)、自分が門前払いにしているわけですね。

 そして、前者の場合。まず、ここに参加されたわけですから、よくよくのご因縁のあった6お方。それでも、みんな自分の経験でしか聞けない。当たり前だけれども、これまでの人生の物差しで計るわけ。そして、自分なりに納得したり、都合よく切り取ったり、解釈して取り込んでいく。でも、そんなことでは計らえんほど大きいぞ。もしかすると、自分の方が間違っているのかもと、もうひとつ進んで感じられる方だけが、自分の後生の解決としての聞法に進むわけです。でも、そこまでのお育てを受けられる方は、なかなか稀ですね。なにかしら自分に中に「間違いない」というものをもっておられ、その延長で理解していく。でも、それでは、みんな「生死」(迷い)の中での、夢幻の出来事で終わってしまいますぞ。

 「善知識にあふことも
 をしふることもまたかたし
 よくきくこともかたければ
 信じることもなほかたし」

 「一代諸教の信よりも
  弘願の信楽なほかたし(←第十八願の信心のこと)
  難中之難とときたまひ
  無過此難とのべたまふ」

 それにしても、わが身を振り返ったとき、挫折したり、傷ついたり、絶望しながらも、よくぞ、見捨てられることなく、お聞かせに預かれたものだなーと。まさに如来様の願力の執念です。そして、厳しく、また励ましてくださった善知識や友同行のおかげのたまものだと言ってもいい。勿体ないことです。

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コメント

私の為に書いて下さってるようでお礼申し上げます。博多に行く機会があれば是非「あり多」にお伺いしたいものです。女房は女子大生も楽しみです。訪ずれる度の何番目の数字も楽しみです。おおきに!

投稿: チャン | 2008年4月17日 (木) 10:26

チャンさん、応援ありがとう。
次回、日本にお出での時には、いろいろと出かけるところ多いですね。お会いになりたい方も増えたことでしょう。そう、その前にインドに行きますか。

投稿: かりもん | 2008年4月17日 (木) 12:12

連れ合いはインド旅行に控え、早速、パスポートの更新完了。
私はと云えば、外食すると体調を崩し勝なのが心配。旅先で苦しむのは辛いし、皆さんの足を引っ張るのも心苦しい。だが、しかし。。。で、未だ結論は出ていません。(来週にはNew York出張があるので外食の様子をみてみます)

投稿: チャン | 2008年4月18日 (金) 06:19

 いや、それはすごい。でも無理なさらずとも、ご因縁事ですからね。ご因縁が整っていれば、ブッタガヤにも、霊鷲山(りょうじゅせん)の地にも立たせてもらえることでしょう。

投稿: かりもん | 2008年4月18日 (金) 10:11

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