女房は女子大生(1)
木曜日から、連れ合いの大学院生活が始まった。
珍しくかなり緊張気味。何度も、細かな確認してくる。教室も不確定なので、1校時目の30分前には登校するという。それゃなんぼなんでも、誰もいないよと言っていたが、いきなりの雨になった。ナナの保育園(すぐ近く)と合わせて、車で送迎することにした。初日から役員待遇。でも、久しぶりにこんな時間に大学に行くのはかなり新鮮。大宮なので3回生以上なのに、みんな1時間目から遅刻せず、ゾクゾク来ていたのが、かなり意外な感じがした。ぼくなど2時限目でも、必死だったのになー。
ところが、すぐに彼女から電話がある。なんでも、サイフを女子トイレの個室に置き忘れて、すぐに(その間、3分足らず)取りに戻ったのに、もうなくなったという。まだ1時間目が終わったばかり。この時間、この校舎の女子トイレなんて、かなり限定された利用者しかいなのになー。早くも学生証を紛失。運転免許証やキャッシュカードも盗まれたようだ。教科書購入用に、彼女にしては珍しく大金入りだった模様。なんかこんな時って、ぼくの方が落ち込みますわー。郵便局や学生課と走り回って、夕方には、警察にも届けた。3日たったけれど、なにも出て来ないので、週明けにはいろいろと再発行の手続きが待ってる。
夕方、ナナを迎えに保育園に行く。知り合いのママさんから、「奥さんが女子大生になった感想はどう?」と、尋ねられた。一瞬、「エ?」と思ったね。知らん人が聞いたら誤解を招く表現だわ。ほんとうに「若い女子大生が女房になった」というのなら鼻の下ものびましょうが、残念ながら、「古い女房はそのまんまなんでねー、どうもこうもありませんわ」と。苦笑い。副園長は、「よく保育園にサイフ忘れてるけれど、ぜんぜんその教訓いきていなー」と、本人を前に笑われた。何度か園から、「サイフ預かってます」と、電話があるのだ。でも極めつけは、送りに行った子供を、そのまま連れて帰ろうとして、「ちょっと、ちょっと、お母さん。子供さん、子供さん」と、先生に呼び止めれたことかなー。サザエさん以上にサザエさんである。
でも、どの講義は楽しくてしかたないという。夕食には、大学のことを次々興奮気味に話していた。真宗学を中心に、心理療法、英語の関係のものを受講するようだ。ただ選択したゼミが、彼女一人だったという。しかも新設の先生なので、先輩もいない模様。日系の先生なので、英会話も必要な授業なので、真宗学の学生は敬遠するわなー。ちょっといいのか、悪いのか分からないけれど、マンツーマンで学べるなんて、かなりの贅沢には違いない。これも彼女らしく面白い。
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コメント
女房は女子大生というタイトルは秀逸ですね
~ (1)ということは、まだ続くんですね。
サイフは残念でした。そういうこともあるんですね。リュックサック派の私はそういう忘れ物はめったにしませんが、財布を素で持つ派の人は結構置いていったりするのかもしれませんね。
投稿: ねこ丸 | 2008年4月13日 (日) 03:46
他に候補は、「奥様は女子大生」もいいなーと思ったけれど、陳腐なAVのタイトルみたいでしょう。
(1)としたのは、シリーズ化しようと企んでいるんですがね。
サイフは、今日になって、彼女が利用したことのない図書館から発見されました。もちろん、大金は抜き取れていました。カードがないと入れないところ。当然、犯人は、女子学生なんでしょう。まあ、免許証やカードなどの、煩わしい手続きがないだけましやね。
投稿: かりもん | 2008年4月15日 (火) 16:51
奥様は女子大生ってググってみたら、そういう
漫画があるみたいです。確かにベタな感じですね。 サイフはお金は残念でしたが、カードの悪用をされなかった分、まあよかったですね~
めでたさも中くらいですね。
投稿: ねこ丸 | 2008年4月15日 (火) 22:55