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はるか遠くの比叡山

 今年は、修正会のあとは、特にお年始の方もなく、電話も、報恩講の申込みや日程の相談があったぐらいで、比較的な静かな三カ日となりました。さすがに隣の工事もお休みで、寝正月でゆっくりと過ごしています。

 元旦と二日目は、名古屋の姉家族が泊まっていましたが、今日は、昼から、ひとりで、子供二人をつれて、京都駅などデパートに遊びに出かけました。

Img_1993  近鉄十条駅 のホームからみると、華光会館はこんなふうに見えるんですね。小学校の長女は、ここが会館とは思えなかったようです。漢字が難しいですからね。「なんか、みたことのある建物やと思ったわ。屋上にも字が書いているんやね」と一言。隣のビルもそうですが、奥にもマンションが建設中で、比叡山が見えなくなっていました。

Img_2001 ならば、京都駅の屋上から、一Img_1994_3 枚。ほんとうは、京都タワーに登る予定でしたが、京都駅で充分楽しめました。奥に見えているのが(写真をクリックして拡大してもらわないとわかならいけれど、赤⇒のしたが)比叡山です。源信さまも、法然さまも、親鸞さまも、ここでご修行されたわけです。いや、日本浄土教だけでなく、すべての日本仏教のほとんどのお祖師方のご旧跡地。日本仏教の聖地だったところです。

 時代は移り変わりました。

 人間の根機も低下し続けてます。わが身を見れば、よーーくわかります。

 末法五濁が増すばかり。でも濁ったことを自覚できぬほどの迷いの中で、ぼくたちは、凡夫の欲望丸出しにして、人生を謳歌しているわけです。浅ましいことも思わずに…。

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