川面に渡る風
朝は、自力整体の教室へ。今日は、伏見桃山ではなく、河原町五条の会場へ。
5年前から同じように教室に通っていると奥さまと、久しぶりにお昼をご一緒した。まもなく転勤で、しばし関西を離れられる。
京の五条大橋のたもと、鴨川沿いのカフェ・エフィッシュへ。秋晴れの空に、ドアが開け 放たれたオープンスペースになっていた。川面からの風かすごぶる心地よい。代わる代わる水鳥がやってきてはエサをついばんでいる。隣の梢には小鳥がさえずっている。川面に
キラキラ光るのは、小魚の群れだろう。五条通を走る車のスピードを、川風が変換してくれるようだ。最近観た同じ映画のこと、昨日の京時代祭や鞍馬の火祭りのこと、たまにはぼくも悩み事をこばしたり、千々に話題は広がるけれど、ゆっくり川面を眺めることにした。浮世の喧騒を離れて、ゆったり、まったりした時間が過ぎていく。
お店を出たら、すぐ隣になんともいわくありげな二本のエノキが祀られている。源氏物語の光源氏のモデルともいわれる、源融の有名な河原院阯の石碑。ヘエー。知りませんでした。光源氏が、ここに住んでいたとはね……。
書店に寄り道して、SJとエスクァイア、新書と文庫を2冊ずつ、鷲田清一などのハードカーバーも3冊ほど買った。帰ると、すぐに浮世の荒波が待っている。 嫌になるけどね…。
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〈↑窓ガラスに映るのが五条大橋〉
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