ぼくの自力整体・整食・整心法
自力整体・整食・整心法を始めて、5年半が経過した。
ぼくは、意外に思われるが、からだが柔らかい。しかし、それでも左右のバランスが違っている。その微妙な違いに敏感になってきた。だいたい、右側がよく使うのか凝っているけれど、全体は歪みのバランスをとるので、左側の首から肩甲骨あたりが凝りやすくなる。上半身に力みがあるからだ。また、疲れてくると、胸が閉じてくる。からだのひねり易い方向、足の組み易い方向、あぐらにしても、いつもとちがう足を上にすると落ち着きが悪い。階段を登るときでも、どちらから出すかは決まっている。それを、なんの意識もせず、何十年も間つづけると、からだが歪んで来るのも当然。からだの中心が歪むと、末端にむけてあちこと歪む。それが顔の左右対称でなくなって歪んでみえる場合もある。当然、こころにも影響がでてくるだろう。なにごとも、中道がいいようだけれども、これはなかなか難しい。
ということは、朝食抜きをしてからも、5年半経ったわけだ。
それまでの40年間の人生。毎朝、朝食をとっていた。どんなに食欲がなくても、また遅く起きたときでも、パンと、牛乳と、果物程度は口に入れていた。今日の絶対的な常識、「朝食べることが1日の活力、健康のためだ」と信じきっていたからである。さらに、パランスよく、30品目食べることも心がけてきた。炭水化物だけでも、また肉などのタンパク質だけでも、ダメだと、野菜や果物でビタミンを、カルシウムもとって、不足はサプリメントを取ってと……神経を使ってきた。
だって、それを怠ると体調を崩すと信じきていたのもなー。ほんと強力な自己暗示をかけていたのでしょうね。科学的データという情報を、なんの疑いもなく信じきて、そういう方向で自分をもっていくから、自分のからだを信じるより、まずは頭(気持ちから)からだを壊していたのかもしれない。寝起きで、まだからだが起きていないのに、かなり無理して食べることもあったもの。自分のからだの声を聞かずに、情報だけを盲信していたのだ。
それがいまや、朝は、水か、梅醤番茶だけ。昼食は、玄米オニギリ2個と、味噌汁、納豆が定番。(お昼は、右のサムネイルが平均的ですね)。夕食も、かなり薄味で、野菜を中心にいただく。獣肉よりもほとんど魚ばかりだ。別に、頑固に決めているのわけではないので、外食も好きだし、そんなときは、喜んでお肉をいただくことにしている。庄松さんではないが、「殺生はうまいなー」である。とはいっても、明らかに生臭いものが苦手になっている。そうそう、晩酌も欠かさずしている。タバコは昔からまったく吸わない。
ただ、朝だけは、自宅にいるかぎりはまったく食べない。その方が、ズッーと体調がいいからである。体調面だけでなく、精神面で、イライラしたり、クヨクヨしたりすることが、断然少なくなった気がする。ひとつは肉食が減ったり、薄味になったからではないかと思っているが…。もちろん、悲しいかなー。本質のところでの自分かわいいの心は、あいかわらず不気味な光りを放ち、ますます健在ではあるが、、。
なによりも、スマートになった。それも急激でなく、自然のなり抜きで、いまは二十歳のころの体重になっている。最大16キロの減量だ。ところが、ちょっと痩せすぎて、皆さんにご心配をかけている。「どこか悪いんじゃなんですか」と、よく尋ねられたものだ。いま、もう少し体重があっていいかなーと思っているが、これは自然と落ち着くところに落ち着くそうである。いまは、プラスになってきて、51~2キロ程度。もう2、3キロあってもいい。
尾籠な話題で恐縮でだが、当初、朝抜きでいちばん心配したのは、朝食後の排泄だった。でも、これは、なんのことはない。しつければ、朝の決まった時間に、確実にある。昼食後も、反射的にあるので、なかなかこの点は調子よく、毎日、規則正しく、便秘に苦しむことはない。
教室で、自分の足の指を、爪先から付け根までのツボを刺激する。ほんの短い距離だが、日頃当たり前になりすぎて忘れているが、ここにも確かに、頂いたいいのちの息吹がある。一本、一本のおかげで、からだが支えられている。勿体ないなー。さまざまなおかげを頂いた、このからだ。せいぜい大切に使わせていただこうと思うようになるから、なんとも不思議である。
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