稲はみのらん、其の暑さにぞ
朝、ミーティングをすませて、七を保育園に送った。
子供を載せる専用の自転車だが、途中から、どうも様子がおかしいと思ったら、後輪がパンクした。しかたないので、押して保育園に向かう。
間が悪いことに、今日は21日。弘法さんという、東寺境内をフルに使っての縁日の日である。なかでも、1月の初弘法、12月の終い弘法は、20万人もの人出で賑わうともいわれているが、このところ観光客、とくに外人(なかでも白人)密度が高いようだ。今日も、たいへんな人出だった。人込みをかいくぐり、子供を預けた後、パンク修理のお店を探した。先客があったので、少し時間がかかるとのこと。
人出の波とは逆方向だか、炎天下、京都駅まで歩いて時間をつぶすことにした。途中、浄土宗のお寺に、手書きの掲示伝道が目に留まった。浄土宗の有名な歌人の歌のようだ。
稲はみのらん 其の暑さにぞ」。(田中木叉上人)
3時ごろから、大津の滋賀会館まで、『フランシスコの2人の息子』というブラジルの音楽映画を観に行った。プチ涙が出て来る作りでした。七を保育園で拾って帰ってきたら、東京からS先生が来館されていた。4月に築地別院に移られて以来、久しぶりにお会いする。少し、9月の東京公開講演法座の打ち合わせをして、Tさんも交えて食事に出かけた。わが子と同じ芋焼酎が目の前にあったので、ロックで飲んだ。MAUN.さんも合流されて、いろいろと話に花が咲いて、思わず遅くなった。
凡夫には、阿弥陀様のように、智慧も、慈悲も、自利も、利他も満足し、円満というわけにはいかないが、せめて、いま、ここの自分のところを大切にしていきたと思いましたね。
それにしても、今年の8月21日は、なかなか予定どうりにはいかない、楽しい一日になりました。
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