巡回テープ
華光の同人会に入会すると、特典があるのか?
実は、同人会に入会しなくても、法座にも参加できる、華光誌や法座案内は、誌友でもいいし、華光誌にも投稿できる、先生の横で会食するのは、むしろ新人のほうである。そう考えると、入会しなくても、特別な特典などないのかもしれない。(もちろん、宿善になるなどと、上手い言葉で勧誘もないしね)
もしかすると、大きなメリットは、聞法の意識が変わるという点にあるのかもしれない。
まずは、年に1度。華光会の事業や会計を決める、総会に出席して、議決権が行使できるということ。
実務委員や運営委員などになって、積極的に法座活動に参画することができること。
あと5名以上その地域で仲間がいると、支部長を自薦して(ここが昔から面白い。自分たちで決めたらいい)、支部を結成することができ、講師派遣の法座がもてたり、大会などの当番が出来るなどのメリット(もしかする負担?)がある。
つまりは、より積極的に、からだをかけて聞法できますよ、というわけである。
あと多少、特典らしい特典といえば、巡回テープのサービスを受けられることがある。
で、今日一日は、支部巡回テープの巡回表やタイトル・ラベル作りに励んだ。
このご時世に、かなりアナログな、古典的な制度である。
まず、いまだカセットテープを使用している。
一本のテープを、支部に送り、それを次々支部に郵送で回していく。送られた支部の担当は、それをダビングして、今度は支部内のルートで回すのである。
第一、華光の中なら、ダビングしてOKというのだから、この点でもなんともおおらかだ。
一本のテープが、日本中のお念仏のあるところを旅(以前は北海道から鹿児島まで回り、京都に戻って、最後はアメリカに渡ていた)するのである。なんと味のあることか。
また、前の支部に送られたテープに、ときに一言、法味が添えてある。その温かい一言がうれしかったりする。
また支部内で滞って人がいると、そのついでに、「どうされてますか」と声がかかり、次のご聴聞のきっかけになったりする。
または、それをもとにみんなで、聴聞会をもったりする。ちょっと巡回するという行為の周辺部分に味があるのだ。ダウンロードして終わりというのでは、これがない。
まだまだ高齢の方が多くて、カセットテープが便利なようだが、ぼく自身、すでにこれでは不自由なのだから、お若い方にはなおさらだろう。近々、デジタル化が進むことになる。時代の要請でしかたないけれど、このアナログ感、時間もかかり、手間もかかる作業にも、温かい味があったことは忘れたくないなー。
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